全力を尽くした大学受験、第一志望校に不合格になって落ち込んでいる人も多いだろう。LINE公式アカウント「高校生新聞編集部」をフォローしている高校生読者から、第一志望に落ちてつらいと悩みが寄せられた。医師として脳医学の観点から受験生をケアする吉田たかよし先生に、立ち直るためのコツを聞いた。(安永美穂)
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【お悩み】第一志望に不合格になりつらい
ずっとずっと憧れていた第一志望の大学に落ちました。滑り止めの大学に通うことになりましたが、つらくて全く前向きになれません……。
入学後の逆転も可能
いまはネガティブな気持ちの中にいると思いますが、まずはポジティブなものを見つけ出すところから一歩進んでみましょう。
これまでにたくさんの受験生を見てきましたが、第一志望の大学にあと少しのところで手が届かず、第二志望の大学に進学するという場合、その後の過ごし方次第で逆転することは十分に可能です。そのためにも早く次の目標を見つけることが大事です。
具体的な次の目標を決めよう
例えば、第二志望の大学に入学したのちに自分が目標とする大学の編入試験を受けるという選択肢もあります。特に理系の学生の場合、目標とする大学の大学院への進学を目標にしてもよいでしょう。
そのほかにも留学する、資格試験を目指すといった「具体的な目標」を定めると、気持ちを切り替えやすくなりますよ。
吉田たかよし先生
よしだ・たかよし 医学博士・心療内科医師。「本郷赤門前クリニック」院長として、脳科学と学習医学を活用して受験生の心身をサポート。「受験うつ」「受験燃え尽き症候群」などの治療に取り組んでいる。「本郷赤門前クリニック(吉田たかよし院長)」HP
http://www.akamon-clinic.com/
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