睡眠不足を解消するための医学的に正しい昼寝の方法について、睡眠科学の第一人者・櫻井武先生(筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構)に聞きました。(青木美帆)
睡眠不足のときに20~30分にとどめるならOK
昼寝は、単相性睡眠をとるヒトにとっては夜の睡眠が十分なものであれば本来は必要がありませんし、取り方を間違えるとよくありません。夜の睡眠をよいものにするには、寝入り初めの約90分間に行われる深い睡眠をきちんと取れるかが大切なのですが、昼寝をしてしまうとこの深い睡眠を損なってしまうことにつながります。
ただ、睡眠不足を感じる場合は、昼寝はそれを解消するための一つの方法です。長く寝すぎると寝ぼけて昼寝後の活動に支障をきたすので、時間は20分から30分にとどめ、その日の夜にしっかり眠るようにしましょう。
さくらい・たけし
筑波大学医学医療系教授。筑波大学大学院医学研究科修了。睡眠を含む脳の機能やメカニズムを解き明かしている。