「きちんと睡眠をとっているに疲れが抜けない」「なかなか寝付けない」。このような睡眠の悩みを抱える高校生は多い。眠りや寝具に関する専門的な知識を持つ、寝具メーカー・西川の森優奈さんに、睡眠の質を高めるアドバイスをもらった。(中田宗孝)
Q.起きるとぼーっとします。朝すっきり目覚めるためにできることを教えてください。
A.太陽の光を浴びましょう。
朝日を浴びて目覚めスッキリ
朝起きた時にカーテンを開けて朝日を浴びてください。朝日を浴びると、約15時間後に眠りを導くホルモン「メラトニン」が分泌されます。寝起きから寝る準備を始めることができるのです。朝食を食べてスッキリ目を覚ます方法もあります。スープや飲み物などではなく、歯ごたえのある咀嚼できる食べ物を摂ると、よりすっきり目覚めるでしょう。
また、アロマオイルなど、香りを嗅ぐことで気持ちをリフレッシュさせて、目覚めをうながすことを試すとよいかもしれません。起きた際に嗅ぐとすっきり目覚めるのは、柑橘系の香りです。レモン、グレープフルーツのほか、ペパーミント、ユーカリなどの香りもオススメです。起きたら部屋にシュッシュと柑橘系の香りを広げてみてください。
森優奈さん(西川)
西川・日本睡眠科学研究所認定のスリープマスター。寝具選びのコンサルティング、快適な睡眠環境づくりのアドバイスを行う。眠りについての情報発信を行い、テレビ・雑誌・新聞などの取材対応を含む広報を担当する。