世界の高校生が化学の難問を解いて競う第57回国際化学オリンピック(IChO2025)が7月5日から14日にアラブ首長国連邦のドバイで開催され、日本代表として高校生4人が出場。金メダルを1人が、銀メダルを3人が獲得した。文部科学省と日本化学会などが7月14日、発表した。
世界90カ国から354人が参加
国際化学オリンピックは高校などに在学する20歳未満の生徒が対象で、世界90カ国・地域の354人が参加。化学の理論問題や実験課題に挑戦した。
金1銀3を獲得
規定によると、メダルは金が全体の上位1割に、銀が続く2割に、銅は続く3割に与えられる。日本は2003年から参加を開始し、毎年4人の選手を派遣している。今回の成績は次の通り(敬称略)。

- 渡邉周平(わたなべ・しゅうへい、奈良・奈良工業高等専門学校3年) 金メダル
- 天野春翔(あまの・はると、東京・麻布高校3年) 銀メダル
- 井戸沼悠成(いどぬま・ゆうせい、東京・筑波大学附属駒場高校3年) 銀メダル
- 早田茂(そうだ・しげる、東京・三田国際科学学園高校3年) 銀メダル
日本代表がメダルを獲得するのは23年連続だ。
来年はウズベキスタンで開催予定
2026年の第58回国際化学オリンピックはウズベキスタンで開催される予定。