文化祭はクラスメートとの仲が一段と深まる機会です。面白くて盛り上がる出し物にして、成功させたいですよね。そこで、高校生新聞のこれまでの高校取材をふまえて、教室のアトラクション、すごい展示物、体育館やステージのパフォーマンス、インスタ映え間違いなしの飲食店などなど、定番からユニークなものまで、クラス企画のアイデアをまとめました。(中田宗孝)
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目次
飲食系企画・出し物 店員になりきろう
食べ物や飲み物の販売は、文化祭の屋台骨となる企画ですよね。教室をきらびやかに装飾して、飲食店へと様変わりさせる過程が楽しめます。文化祭当日は、店員になりきって調理や接客を満喫しましょう。飲食系の企画は、時間のローテションが組みやすいため、自分のクラス以外の催しにも比較的かんたんに参加できるメリットがあります。
■がっつり食べたい! 主食系のグルメ
文化祭を回る時のランチタイムで人気が出る主食系のグルメ。カレー、チャーハン、丼物、パスタ、ラーメン、焼きそば、うどん、そば、ピザなどベーシックなものから、タコライス、ナシゴレンなど人気のカフェ飯に挑戦してもよいですね。
中でもカレーの種類は、チキンカレー、バターチキンカレー、カツカレーなどと多いです。同じく、どの主食グルメも味のバリエーションが豊富で、メニューの数を増やしやすいのが良いですね。地域の特産物を主食グルメに加えると「○○○高カレー」といったオリジナリティーのある一品になります。
ピザの場合は、レンガを組んで「ピザ窯」製作から行う学校も。挑戦してみてもおもしろいですね。
お客さんが使う食器類はこだわれるポイントです。かわいい模様入りの紙皿、デザイン性の高いプラスチック製フォーク&スプーンなどは「100均ショップ」で入手できます。
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難易度 ★★★ 盛り上がり ★★★ 観客ウケ ★★★
■気軽に買ってもらえる テイクアウトグルメ
文化祭を散策しながら味わえるテイクアウトグルメ。縁日の模擬店で楽しめるようなメニューを文化祭でも販売してみるのもお祭り気分で楽しいですよ。
チキンナゲット、唐揚げ、フライドポテト、ホットドッグ、フランクフルト、たこ焼き、タイ焼き、串物、じゃがバター、コロッケ、ミートボール、おでんといった「がっつり食べる系」、かき氷、クレープ、綿あめ、チョコバナナ、チュロス、ポップコーン、揚げパンなどの「おやつ系」に分けられます。
お好み焼きを串にさして提供する「お好み焼き串」は、焼き鳥やカルビ串といった定番の串物とは異なる、オススメの変わり種グルメです。えびせんに目玉焼きをはさむ名古屋のB級グルメ「たません」も手軽にできておいしくオススメです。
- 難易度 ★★★ 盛り上がり ★★★ 観客ウケ ★★★★★
■インスタ映えもばっちりのデザート系
フレンチトースト、ワッフル、タルト、アイスクリーム、パフェ、ケーキ類、パイ、ドーナツ、プリン、フルーツポンチ、杏仁豆腐……カフェやスイーツ屋さんで食べられるようなデザート系は、多くのお客さんからのオーダーが期待できる人気グルメです。
シュークリーム生地にアイスをはさんだ「シューアイス」、カラフルなつぶつぶのアイス「ディッピンドッツ」は、見た目にもおいしいスイーツです。また、「マシュマロのフレンチトースト」のように、盛りつけ方を工夫して“インスタ映え”を意識したデザートを目指してみて。「先着5名には、ホイップクリーム2倍サービス」など、お客さんがわくわくするようなサービスや限定メニューを考えるのもあり。
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難易度 ★★★★ 盛り上がり ★★★★ 観客ウケ ★★★★
■カフェが人気 種類たくさんの飲み物系
ソフトドリンク類、タピオカ、コーヒー、紅茶、カフェオレなど、ベーシックなもののほか、シェイク、スムージー、抹茶ミルクなどおしゃれなカフェで楽しめるメニューを用意してもよいでしょう。
主食やデザート類と合わせて販売するドリンクは、テイクアウトできるように提供のかたちも考えたいところです。「100均ショップ」には、タピオカストローはじめ、さまざまな種類のストローやコップを取りそろえていますよ。
オススメのドリンクは、カラフルな色合いが“インスタ映え”する「グラデーションドリンク」。フランス発のシロップ「MONIN(モナン)」(250ml、650円程度)と炭酸水を混ぜるだけで、カラフルなグラデーションドリンクが簡単に作れます。また、コンビニなどで販売している氷菓「ICEBOX」と炭酸水を混ぜると、食感の楽しいグラデーションドリンクができあがります。
ドリンクのみの販売ならば、「カフェスタイル」にして、お店のコンセプトや装飾づくりに力を入れたいですね。スターバックスなど大手コーヒーチェーン風カフェ、メイド(執事)喫茶、和カフェ、アメリカンダイナーなどが定番。映画やアニメ作品、絵本の世界観を再現したカフェも面白いです。
小さなステージを設けた「エンターテインメントハウス」と銘打ち、飲食を楽しみながら漫才コントを披露したり、アンプラグドでライブ演奏したりもアイデアの一つ。 店内となる教室の窓をステンドグラスで飾り付け、黒板に「黒板アート」を描いて、それぞれ記念撮影できる“インスタ映えスポット”にしてみるものあり。
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難易度 ★★★ 盛り上がり ★★★★★ 観客ウケ ★★★