世界の高校生が地学の実力を競う第15回国際地学オリンピック(IESO= International Earth Science Olympiad)が8月25日から8月31日にオンライン(主催国・イタリア)で行われ、日本代表の高校生4人のうち1人が金メダルを、2人が銀メダルを、1人が銅メダルを獲得した。文部科学省と地学オリンピック日本委員会が9月1日、発表した。

7日間にわたりオンラインで開催

大会には、34カ国・地域の204人が参加。地学に関するデータ分析や、地球システムに関する調査とポスタープレゼンテーションなどに臨んだ。

9月1日に行われた山本文部科学大臣への表敬訪問。左から北村さん、下河邊さん、塚原さん、泊さん(文部科学省提供)

金メダルは参加者の上位約10%に、銀メダルは上位約20%に、銅メダルは上位約30%に与えられる。

全員がメダル獲得

日本代表4人の成績は以下の通り。

  • 下河邊太智(しもこうべ・たいち、東京・海城高校2年) 金メダル
  • 塚原大輝(つかはら・だいき、兵庫・灘高校2年) 銀メダル
  • 北村瑞輝(きたむら・みずき、千葉・東葛飾高校3年) 銀メダル
  • 泊あすみ(とまり・あすみ、兵庫・神戸女学院高等学部3年) 銅メダル

 

来年の代表選考も始動

日本は2008年以降、毎年4名の生徒を派遣している。第16回国際地学オリンピックの代表選考も兼ねる第15回日本地学オリンピックは、2022年9月1日(木)~11月15日(火)まで募集を行っている。