世界の高校生らが化学の難問を解いて競う第54回国際化学オリンピック中国大会が2022年7月10日から18日まで開かれる。日本代表として4人が出場する。日本国内からリモート試験に挑む予定だ。

代表は次の4人（敬称略）。

  • 石川貴士 (いしかわ・たかし＝東京・筑波大学附属駒場高校２年）
  • 柏井史哉 (かしわい・ふみや＝群馬・伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校６年）
  • 直井勝己 (なおい・まさき＝神奈川・浅野高校３年）
  • 中地明 (なかち・あきら＝北海道・立命館慶祥高校３年）
第54回国際化学オリンピック日本代表の4人。左から石川君、柏井君、直井君、中地君（日本化学会提供）

日本代表生徒は、国内大会「化学グランプリ2021」（「夢・化学-21」委員会、日本化学会主催）の優秀者の中から、次の選抜試験などを経て選ばれた。本番に向けて強化訓練に臨んでいる。

  • 2021年7月　化学グランプリ一次選考（3257人参加）
  • 2021年10月　化学グランプリ二次選考（119人参加）
  • 2022年1月　日本代表一次選抜試験（代表候補26人を15人に選抜）
  • 2022年4月　日本代表二次選抜試験（15人から代表4人を選抜）

日本代表は2003年から毎年代表を派遣しており、18年連続で代表全員が成績優秀者に贈られるメダルを獲得している。近年の成績は次の通り。

  • 2021年　銀3人　銅1人
  • 2020年　銀4人
  • 2019年　金２人　銀2人
  • 2018年　金1人　銀2人　銅1人
  • 2017年　金1人　銀3人