女優として活躍する白石麻衣さんが「白石さんみたいに芯のしっかりした女性になりたい」という高校生女子の悩み相談にのってくれました。(文・中田宗孝、写真・幡原裕治)

失敗も成功も経験して強くなれる

―高校生女子からの質問です。「私は意志が弱く、やりたいことがコロコロ変わります。どうすれば白石さんのように芯のしっかりした、意志の強い女性になれるでしょうか」

やりたいことがいっぱいあるのは「いいな、羨ましいな」って思います。

私の場合は、元々の性格的になのか、「色んなことに挑戦してみよう」というより、「一つこれだと決めたモノに向き合う」タイプ。それが自分の中で達成できたなと思ったら、次の目標へ向かっています。ですが、一つのことを頑張った結果、失敗した経験も私にもたくさんあります。

白石麻衣さんに憧れる高校生にご本人からメッセージを送ってもらった

―白石さんは失敗経験をどう捉えているのですか?

うまくいかなかった直後はやっぱり落ち込みますが、「この失敗の経験が自分を強くするんだ」と考えるようにしてます。経験上、何かに成功したときよりも、失敗したほうが後に自分の自信につながっていくことが多いから。

色々やりたいことがあれば、全部やってみてください。成功もあれば失敗もある。その両方を経験したら強くなれると思います。

声優に挑戦、外国語のセリフも

―「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」にゲスト声優で参加。外国語のせりふにも挑戦していますね。

今回のアフレコで一番難しかったですね(苦笑)。アフレコ日に、外国語の先生がいらっしゃって、その方が発音した外国語せりふを耳で音として聞いて、その通りに喋っていくというやり方で収録したんです。発音、アクセントを耳で聞いて、見よう見真似で。

外国語のアフレコにも挑戦した白石さん

―では、これまでグループで歌を歌ってきた経験も生かされたのでしょうか。

若干はあると思います。レコーディングの際は、自分の耳で聞いた仮歌を、自分の歌として表現していく方法でしたので。

―声優をやってみて、今後も声の仕事への意欲もでてきましたか?

そうですね、今回の現場では、声優さんの技術力をただただ実感するばかりでした。声だけで物事を的確に伝えたり、誰かの気持ちを動かせたりするのは、本当にすごいなと感動したんです。とても良い経験になり、勉強させていただきました。

声にまつわるお仕事にも挑戦したいと語る白石さん

もちろん機会をいただけるなら、また声優をやってみたいですし、ラジオのDJだったり、ナレーションだったり、声にまつわるお仕事にも挑戦してみたいです。

しらいし・まい 1992年8月20日生まれ。群馬県出身。2011年、アイドルグループ「乃木坂46」の1期生メンバーとしてデビュー。グループ活動と並行して、女優やモデルとしても活躍。21年、乃木坂46を卒業。主な出演作は、映画「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」、映画「嘘喰い」、ドラマ「ミステリと言う勿れ」ほか。

「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」

正体不明の仮装爆弾犯によって、首輪型の爆弾を体に装着されてしまった公安警察の降谷零(安室透)。彼は、凶悪な爆弾犯を捕まえるべく、江戸川コナンに協力をあおぐ。一方、コナンらの動きを秘密裏に探る、謎の外国人組織の影がちらつく。コナンたちは、未曾有の大事件を阻止するため、ハロウィンで賑わう渋谷へと向かう……。配給:東宝。4月15日より全国公開。(C)2022 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

 

「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」オリジナルご祝儀袋 3人にプレゼント

高校生新聞編集部LINE公式アカウントとお友達になってから、「コナンプレゼント希望」と明記の上、「学校名・学年・性別・記事の感想」をメッセージに書いて送ってね。応募資格は高校生・中学生に限ります。5月31日締切。当選者には編集部からメッセージでお知らせします。