人気グループ「Hey! Say! JUMP」のメンバーとして活躍する山田涼介さん。俳優としては話題作に出演を重ね、好演を続けています。部活で意見が対立して困っているという高校生へ山田さんらしい助言をもらいました。(文・中田宗孝、写真・玉井幹郎)
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意見割れたら多数決にしてる

―高校生からの質問です。「部活で意見が対立して困る場面があります……。Hey!Say!JUMPのメンバー内で意見が割れたとき、山田さんたちは一つの考えにどうまとめていますか?」

うちのグループでは「多数決」なんです。メンバー8人の意見が4対4の真っ二つに分かれるケースも、もちろんあります。そうなった場合は「多数決かじゃんけん」って決めてる。なぜ複数の意見をまとめる議論をメンバー間でしないかと言うと、ケンカになることを避けるためなんです。対立はメンバー全員望んでいない。

―確かに、メンバーみなさん仲良しなイメージです。

それに、メンバーの中で誰よりも話し合いで白熱しそうなのが俺(苦笑)。めっちゃ頑固だし、意見を曲げないし。だから、あるとき自分が「意見が割れたら多数決にしよう」って提案して、メンバーたちの了解を得ました。

それからは多数決。こうしようって多数決で決まったことは、自分が違うアイデアを出していたとしても気持ちよく納得します。でもね、このやり方は何の部活をしているかによると思う。大事な試合の戦術を多数決で決めるのは止めた方がいいよね。

シャワー後の姿は色っぽいっす!

―主演した空想特撮エンターテイメント映画「大怪獣のあとしまつ」。大怪獣の死体処理の任務にあたる特務隊のアラタ隊員を演じていますね。大怪獣の死体処理に頭を悩ます政治家たちがコミカルに描かれているのも印象的でした。

そこもこの映画の面白いところ。僕が演じる役のまわりは変な人たちが多いから、すごく真剣に任務に向かっているアラタがめちゃくちゃカッコ良く見えるんですよ! それはラッキーって思った(笑)

自分のシーンの見どころは……特務隊のジャケットを脱いで、黒のロングTシャツ一枚になったシャワー後のアラタは色っぽいっす。ふふ(笑)

大怪獣の死体処理の任務にあたるアラタ隊員を演じた山田さん

―特務隊の制服に身を包み、ロケットランチャーを担いだり、ガスマスクを装着したりと男心をくすぐられたのではないでしょうか?

ですね。なかでも僕は、アラタが乗っている特務隊仕様の特殊バイクが良かったな。元々バイクへの憧れがあったし、やっぱり男の子は、ああいうの見ると興奮するんですよね。フロント(正面)部分から見るアラタのバイクの表情が特にカッコ良くて、撮影の合間に写真を撮っちゃいました!

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高校生新聞編集部公式LINEアカウントと友達になってから「山田涼介さん映画グッズ希望」と明記の上、「学校名、学年、性別、記事の感想」をメッセージに書いて送ってください。応募資格は高校生・中学生に限ります。4月19日締め切り。当選者には編集部からメッセージでお知らせします。

大怪獣のあとしまつ

 人類を恐怖に陥れた巨大怪獣が突然死し、国全体が安堵に包まれていた。だが、全長380mもある大怪獣の死体処理をめぐり、政府は手を焼くことに。さらに、大怪獣の死体の腐敗によりガス爆発の危機が迫っていると判明する。特務隊員の帯刀アラタ(山田涼介)に、大怪獣の死体処理の任務が下されるのだが……。 企画・配給:松竹 東映 2月4日(金)より全国公開。(C)2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会

やまだ・りょうすけ 1993年5月9日生まれ。東京都出身。2007年、8人組アイドルグループ「Hey! Say! JUMP」のメンバーとしてデビュー。グループ活動と並行して、俳優業やYouTubeゲーム実況配信などを行う。15年、初主演映画「暗殺教室」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な出演作は、映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」、「鋼の錬金術師」、「燃えよ剣」ほか。