僕は昨年、新型コロナウイルスの濃厚接触者になりました。その大変さを皆さんに知ってもらうことで、より感染対策を徹底してもらえればと思います。(高校1年・矢タロウ)

「学校休めるやん」と思ったけど…

9月のある日、僕は濃厚接触者として学校から14日間の出席停止を命じられました。正直、その時は「学校休めるやん」という気持ちでした。その後の苦労はみじんも想像していなかったのです。

自宅待機中、少しでも有意義に過ごすために読んだ本

■全く外出できない

家にずっとこもりっぱなしで気分も落ち込んでしまうし、精神的にとてもしんどかったです。初めて出場するはずだった部活の大会にも参加できなくなり、「ちゃんと感染対策をしてたのに。何で僕だけが……」という悔しさから涙があふれてきて一人で泣きました。

■勉強が追い付かない

学校にも長い間行けず、皆のペースに合わせるのがとても難しかったです。「休みなんだから時間あるじゃん」と思う人もいるかもしれませんが、授業を聞きながらノートをとるのと、友達にノートを写させてもらうのとでは理解度や理解するまでの時間も全然違います。僕は得意な科目でさえ理解するのにてこずってしまいました。

■親も仕事先に行けなくなる

僕の家の場合は、父が会社に出勤できなくなってしまい(出勤停止)、家族にも迷惑をかけてしまいました。

■感染した人が回復し、自分より早く学校に

僕の場合は、誰が感染してしまったのか分かっていたので、その人の方が早く学校に来ていると知ったときは、その人を責めるわけにもいかず、なんともやりきれない気持ちになりました。

■自分も感染しているかもしれない

PCR検査を受けられるまで、もしかしたら自分も感染しているかもしれないという怖さや、他の人に広めてしまっていたら申し訳ないという気持ちもありました。

陰性を証明するレポート

きちんと感染症対策をしよう

僕はマスクや手の消毒など感染症対策をきちんとしていたにもかかわらず、昼食時にたまたま隣にいた人が感染者だったという理由で濃厚接触者になってしまい、さまざまなことを我慢しなければいけない生活を送りました。

皆が感染症対策をきちんと行い、僕のような思いをする人が一人でも減るとうれしいです。

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