新型コロナウイルス対策として、マスクを常時つけるようになって約3年。もうマスクをする生活が日常の人も多いのではないでしょうか? 私はコロナ禍前、普段からマスクをしてはいませんでしたが、今では「はずせ」と言われてもはずさないような気がします。(高校生記者・あかり=2年)

白い目で見られるのが怖い

新型コロナウイルスがはやり始めたころ、偏った正義感や不安から私的に取り締まろうとする「自粛警察」、マスクをしていない人を罵倒する「マスク警察」が話題になりました。

今では厚生労働省が「屋外なら季節を問わずマスクは原則不要」と公表しました。東京ディズニーリゾートが9月、屋外でのマスクルールを緩和する形で改定して話題になり、マスクをはずす風潮の変化も感じています。

愛用中のマスク

一方で、もし私がマスクをはずして誰かを不快にさせたり、もし罵倒されたりしたら、と考えると、どうしても怖くてはずせなくなります。「マスクで余計なトラブルを避けられるなら」と思ってしまいます。

マスクで素顔を隠せる安心感も

マスクをすること自体のメリットもあるんです。私はメイクが苦手で、友達と遊びに行く時はいつも苦戦します。コロナ禍になりマスクが必要になったことで、「最低限のアイメイクさえしてしまえばいい」と気がつき、とても気が楽になりました。ニキビができても額以外ならマスクでほとんど隠れるので、いちいち気にする必要がありません。

マスクがあれば苦手なメイクは最低限(画像はイメージ)

中学2年生の終盤から新型コロナがはやった私たちの世代では、今までの高校生活の中でマスクをはずす場面が基本的にほとんどありませんでした。マスクありの顔に慣れていて、今からはずせと言われても、お互いの顔がわからないのではないかとすら感じるほどなんです。マスクをする生活が身についてしまっているからこそ、もう今からマスクをはずすことに抵抗感を覚えます。