各国の女子高校生らがアルゴリズムの設計やプログラミングなどで競う「第1回ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI2021)が6月13日から19日までオンラインで開催され、日本からは4人が参加。2人が上位に入り銀メダルに輝いた。情報オリンピック日本委員会が発表した。

大会は今回が初開催で、高校3年生以下の女子生徒が対象。ヨーロッパの参加者が中心だがそれ以外の地域からも受け入れており、43カ国・地域の157人が参加した。

欧州女子情報オリンピックに参加した日本代表選手。左から藤居星さん、小田華子さん、南平真希さん、町野有夏さん

日本の参加者は次の4人(敬称略)。

小田華子(おだ・はなこ、桜蔭高校1年)

南平真希(なんぺい・まき、Nagoya International School=高校1年)

藤居星(ふじい・あかり、札幌市立あいの里東中学校3年)

町野有夏(まちの ゆうか、Millfield School=高校3年)

このうち町野さんが25位に、藤居さんが35位に入り、ともに銀メダルを獲得した。金メダルは上位12分の1に、銀メダルは金に次ぐ上位12分の1に入った参加者に送られる。

左から小田さん、南平さん、藤居さん(町野さんは英国の在籍校から参加した)

競技は2日間にわたり5時間ずつ行われた。選手たちは4つの課題に対してアルゴリズムを設計したうえで、プログラムとして実装することが求められた。