学校の校則には、生徒の日常生活についての規定もあります。入学後に「こんな校則があるんだ」と知る高校生も少なくないようです。今回は「制服で登下校しなければならない」という校則について、LINE公式アカウント「高校生新聞編集部」に寄せられた読者の女子高校生の声を紹介します。
なぜ制服で登下校しないといけないの?
私の学校には、「制服で登下校しなければいけない」という校則があります。平日の部活のあとや休日の部活しかない日も、必ず制服を着なければいけません。
昨年度はコロナ対策のため、防寒具の着用が校内でも許されていましたが、4月からはカーディガンのみしか許されていません。
男子は、長ズボンで学ランもあるので寒くないのですが、女子は4月の夜に帰るのはとても寒く、風邪をひいてしまいそうでした。私はこの校則を破って何度か注意されましたが、なぜ守らなければいけないのか分かりません。
先日は部活のジャージで帰ろうとしたら、「それ制服?」「どこの学校の生徒?」と言われました。私は何も言い返すことができませんでしたが、制服で帰らなければいけない理由がわかりません。
どの学校に通っているか知られたくない
先生はよく「その格好で電車に乗れるのか」とか「高校生らしくない」とか言うのですが、制服を着ることだけが高校生ではありません。
最近では、校章などで学校名がわかると嫌がらせをされることもあり、制服を着なければいけない校則は、生徒のプライバシーにも関わってくると思います。
寒い日でも肌を出すつらさ知って
制服を着るという決まりに何の意味があるのでしょうか? 私はむしろ、登下校は自由な服装で、学校の授業は必ず制服で受ける、というふうにしたほうが授業とのメリハリがつくと思います。
どうしても「制服で登下校をしなさい」というなら、先生たちも毎日同じスーツで、寒い日でも肌が出ている状態でいてほしいです。
登下校時に制服を着ていないという理由だけで注意される後輩たちが、とてもかわいそうです。注意されると誰でも嫌な気持ちになり、ずっと心に残ります。もっと生徒が意見を言える環境であってほしいです。早く学校がこのことについて動いてくれるとうれしいです。(高校3年生女子・まぁー)
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