「友達の間で、『ランク』を付けている子がいるように感じる……」。高校生新聞オンラインでは、「『一軍』と仲良くしたい空気がしんどい」と訴える高校生の声を紹介した。この記事に対して、読者から寄せられた声の一部を紹介する。

「一軍と仲良くしたい」空気がしんどい

友達の間の「格差」にモヤモヤ

友達の間に「ランク付け」をしている子がいるように思えます。インスタグラムのストーリーでは、一軍ではない子が一軍グループの子と遊ぶと、遊んだ様子をいつも以上にたくさんストーリーを更新。

対して、一軍の子は、一軍以外の子と遊んでもあまりストーリーをあげていません。SNSの方が、リアルな生活よりも友達間の「格差」が顕著に見えると感じます。

「かわいい」かどうかで友情が左右される?

かわいい子は人気もあり、より近づきたいと思われやすい雰囲気があります。私は友達になるうえで大事なのは見た目ではなく中身だと思っているので、顔やコミュニケーション力、身なりのおしゃれさで、関係が左右されるような空気に少し寂しさを感じます。(高校生記者・ナナ=3年)

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「本当の友情」じゃないかも

記事を読んだ高校生からは、「人間関係を見直すきっかけになった」という声が届いた。「人を見た目や立ち位置で判断するのは浅はかで、本当の友情は生まれにくい。格付けではなく、自分に合った人とつながるのが、本当の人間関係だと感じた」(アオイ・高校3年女子)

「見かけを重視した彼女らの関係性は、高校卒業後は薄れていきそう。周りの空気に振り回され過ぎず、高校3年生の残りを自分の精神的つながりを持てる相手と大事に過ごしてほしい」(しまりす・高校2年女子)

「自分に合った人」とつながろう(写真はイメージ)

無理してテンションを上げている?

同じような状況を見かけた人もいた。「中学時代にはすごくおとなしかった人が、一軍に入るためにダンス部に入っていた。部活でいきいきとしている姿を見ると『すごいな』と感じるけれど、周りにダンス部の友人がいないときは誰ともしゃべれておらず、気まずそう。普段無理をしてテンションをあげているのではないかと心配」(ちーずらぶ・高校2年女子)

昔から「あるある」な出来事

同記事をヤフーニュースに配信すると、コメントでは大人世代から共感の声が届いた。「ランク付け、派閥など、自分の学校生活を思い出しても、子供には子供なりのシガラミのようなものがあったな」「私が中高生の頃はスマホもSNSもなかったけれど、一軍と仲良くしたがる子っていてました」と、いつの時代も「あるある」な出来事だと指摘する。

加えて「昔からランクはあったけどSNSの普及で形に見えるようになった」と、SNSの影響を示唆する声もあった。

スマホの普及で「ランク付け」が分かりやすくなった?

大人になったら変わる

同じくYahoo!ニュースのコメントからは、「大人になったら状況が変わる」と指摘する声もあった。

「学生時代はそうかもしれないけど卒業して何年もたつと変わるんだよね。学校で役員やってた子が独身でフリーターをやっていたり、いじめられてた男の子が有名大学出て難関資格取って稼いでたり……」

「一度卒業してしまうと、そんなものは関係なくなるんだよね。 同窓会に参加して人間観察をしてみても、あの時にあれほど仲良かった子たちが、今や他人のようにお互い振る舞っている、なんてよくある」

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