桜花学園の主将・遠藤桐

バスケットボール女子決勝が8月3日、ハンナリーズアリーナ(京都)で行われた。6月の東海大会決勝と同じ顔合わせとなった頂上決戦は、桜花学園(愛知)が岐阜女(岐阜)を44−40で下し、4連覇を果たした。

 試合は序盤から両チームの激しいディフェンス戦が続き、35-35の同点で最終クオーターに突入。残り6分で、桜花学園の主将・遠藤桐(3年)が3点シュートを決めて岐阜女を突き放し、そのままリードを守り切った。

 「今年はディフェンスのチーム。40点に抑えたのは桜花らしい勝ち方」と井上真一監督。遠藤は「東海大会で岐阜女の外角シュートにやられたので、練習の時からマークの確認などで声を出し、コミュニケーションを図ってきた。それが今日の守備に生きたと思う。リベンジできて本当にうれしい」と喜びを爆発させた。

(文・白井邦彦、写真・幡原裕治)

TEAM DATA
 部員24人(3年生9人、2年生9人、1年生6人)。インターハイ、全国高校選抜優勝大会、国体を合わせ全国優勝58回。卒業生には大神雄子(トヨタ自動車)や渡嘉敷来夢(WNBAシアトル・ストーム)ら日本代表が多数。