Q みんな10万円もらえることになったの?
A 新型コロナウイルスの感染拡大によって緊急事態宣言が出されて外出の自粛が求められる中で、生活を支援するために「特別定額給付金」として、1人つき10万円が配られることになった。
Q 対象者は誰?子どもはもらえるの?
A 4月27日時点の住民基本台帳に載っているすべての人が対象になる。国籍や年齢、所得の額は問わない。国内に住む日本人と、住民票を届け出ている外国人が対象だ。もちろん、中高生も対象となる。
Q どうやってお金がもらえるの?
A 原則として、世帯主の銀行口座にまとめてお金が振り込まれるしくみだ。ただし、世帯主の家庭内暴力(DV)から逃れて別の場所に住んでいる家族は、世帯主を通さずにお金を受け取れるようにすることが検討されている。
Q 申請手続きの方法は?
A 市区町村から世帯主に郵送された申請書に振込先口座を記入するなどして返送する手続きが必要だ。「マイナンバーカード」を持っている場合は、インターネットで申請することができる。銀行口座を持っていないなど特別な理由がある場合は、窓口で受け取ることもできるという。
Q もらいたくない場合は?
A 申請をしなければもらえない。世帯の中で一部の人が受け取りを辞退することもできるという。
Q 申請はいつから受け付けるの? 申請期限はいつまで?
A 各市区町村が決める。早い市区町村では5月中にも始まるといわれている。期限は、市区町村ごとの受付開始日から3カ月間だ。
Q そのお金はどこから出るの?
A 国の予算から。政府は、給付金と事務費を合わせて12兆8800億円を補正予算案に計上した。必要なお金は赤字国債を発行してまかなうため、いずれ税金などで埋め合わせることになる。もともと国は約4兆円の予算をとって、収入が大幅に減った世帯に限り30万円を配ることを決めていたが、「対象がわかりにくい」「もらえる人が限られる」といった批判が出て撤回した。総額は大幅に増えることになった。