新型コロナウイルスが世界的に流行し、日本ではほとんどの学校で休校になり、部活の大会が中止になるなど、高校生活にも大きな影響が広がりました。世界の高校生は、どんな生活を送っているのでしょうか? 高校生記者のJAPONISMさんにフランスに住むフランス人の友人に現地の様子をインタビューしてもらいました。

初めは特に対策しなかったけれど

――日本が休校となった3月初旬、皆さんの周りはどんな雰囲気でしたか?

Liseさん(高校3年生)

当初、私にとって新型コロナウイルスは、ただのインフルエンザみたいなものです。あまり重要視できないので特に対策はしていませんでした。

Charlesさん(高校3年生)

この致命的な病気、コロナウイルスを世界に広げてはいけないと思うので対策をしていました。

Philomèneさん(高校3年生)

対策には、普段と同じように手をしっかり洗うことが重要だと思っているので、普段と変わりません。

先日、パリで亡くなった大学教授が私の住んでいる地域に訪問する機会があったのですが、その人の死因は、新型コロナウイルスに感染した事だったので心配です。

Éloïseさん(高校3年生)

広まらないことを願うだけです。マスクは買っていませんが、感染予防用のジェル石鹸を買いました。使うか分かりません。私は日常生活の中で危機感をあまり感じていませんでしたが、イタリアやポルトガルでウイルスが流行っていることを聞き、少し怖いと思いました。

Rachelさん(高校3年生)

日本ではお互いに近づいてはいけないと言うニュースを見てとても驚きました。

フランスでは他の国に比べてあまりコロナウイルスについての報道は少ないように感じます。マスクは実際に効果がないと聞いたのでつけていません。

現状が変わって

――ヨーロッパで猛威を振るうようになった現在、皆さんの生活の変化を教えてください。

Liseさん

初めはなんとも思ってなかったけど、だんだん深刻になっていることに戸惑っています。

もう学校に登校できずに約2週間経ちました。早く戻りたいです。

Philomèneさん

全ての店が閉まっており、家にいる事を強制、ではないですが強いられています。人に近寄る事は禁止されていたりします。こんなの全然普通じゃありません。(高校生記者・JAPONISM=2年、SNSなどで取材)