いまやインスタグラムは友人とのコミュニケーションツールとして高校生をはじめとして浸透しました。素敵な写真にためになる情報、友達との思い出作り…たくさん楽しいことがあるけれど、なんだか疲れる。そんな思いに駆られた高校生記者のみちるさんは、投稿をやめてみて大事なことに気づいたそうです。

周りと自分を比べてつらい

私は、高校1年生からInstagramをやっています。Instagramには、可愛い人や物、最新のトレンドなどキラキラした世界がありました。最初は、おしゃれなカフェやインスタ映えの写真を撮って、投稿をして、いいねをもらって、とても楽しかったです。

いいねがほしい気持ちでいっぱいだった

しかし、ずっとやっていると、「常にインスタ映えの写真を撮らなきゃ」「かわいい写真を撮らなきゃ」「いいねがたくさんもらえる写真を撮らなきゃ」と思うようになりました。正直、周りと自分を比べてしまって、つらかったです。私は、一般的にいうSNS依存症になっていたのかもしれません。

目で見て心で感じる幸せを取り戻した

Instagram中心の生活に疲れてしまい、投稿しないで見るだけにして、一時的にInstagramを停止していました。私は、その停止期間にあることに気づかされました。それは、生活がInstagram中心で、普段の当たり前の生活を楽しめていなかったことです。

目の前にいる友達との会話や何気ない出来事。写真におさめることよりもまず、目で見て、心で感じることの幸せを感じることができました。Instagramの投稿を休んだことで、何か重しが取れたように、心が軽くなりました。

自分がどう思うかが一番大事

もちろん、Instagramで写真を載せるために遊びに行くという目的になること、写真を撮ることが楽しい、思い出を残せる、という声もすごくわかります。SNSは自分を表現する大切な手段です。

しかし、写真だけが全てじゃないんです。誰にどう思われたいかじゃなくて、自分がどう思うか、人間の感情を大切にして欲しいです。目の前の何気ない出来事にも目を向けて生活して欲しいと、同世代の人たちに伝えたいです。(みちる・3年)