数学オリンピック財団は、7月にイギリスで開催される第60回国際数学オリンピックの日本代表を次の高校生6人に決め、発表した。

早川睦海君(宮崎県立宮崎西高校3年)

平石雄大君(愛知・海陽中等教育学校5年)

兒玉太陽君(愛知・海陽中等教育学校6年)

坂本平蔵君(東京・筑波大学附属高校3年)

宿田彩斗君(東京・開成高校2年)

渡辺直希君(広島・広島大学附属高校2年)

2019年の第60回国際数学オリンピックの日本代表に選ばれた6人。左から早川君、平石君、兒玉君、坂本君、宿田君、渡辺君(数学オリンピック財団提供)

日本代表は、国内大会である第29回日本数学オリンピック(JMO)、第17回日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)の成績優秀者から選抜された(6人ともJMOの参加者)。渡辺君は昨年に続き、代表に選ばれた。

国際数学オリンピックは、各国6人まで出場できる。6問の筆記試験に、1日4時間半ずつ2日間にわたり取り組む。メダルが与えられる人数はおおむね、金メダルは合計得点の上位約8%、銀メダルは続く約17%、銅メダルは続く約25%。

日本は2018年まで6年連続で全員がメダルを獲得している。

今年の大会は、7月15日に開会式があり、21日に閉会する(いずれも現地時間)。日本代表は、現地で数学のコンテストに挑み、他国の選手と交流する。