世界の高校生が地理の難問を解いて競う第21回国際地理オリンピック(IGeo2025)が7月27日から7月31日までタイ・バンコクで開催され、日本代表として高校生4人が出場。銀メダルを1人が獲得した。文部科学省と国際地理オリンピック日本委員会が8月1日、発表した。
世界47カ国から179人が参加
大会は大学などの教育を受けていない16~19歳が対象。世界47カ国・地域の179人が参加し、記述、マルチメディア、フィールドワークの3種目の試験で「地理力」を競った。
銀メダル1つを獲得
大会規定によると、メダルは参加者の上位12分の1に金メダルが、続く12分の2に銀メダルが、続く12分の3に銅メダルが与えられる。日本代表の成績は次の通り(敬称略)。

- 井上遥斗(いのうえ・はると、兵庫・灘高校3年) 銀メダル
- 佐藤大智(さとう・だいち、広島・広島大学附属福山高校3年)
- 日髙洸城(ひだか・こうき、宮崎・宮崎西高校3年)
- 山中公裕(やまなか・きみひろ、鹿児島・ラ・サール高校3年)
井上さんは昨年「国際地学オリンピック」に出場し、銀メダルを獲得している。
来年はトルコで開催
大会は1996年に始まり、日本は2008年から代表を派遣している。2026年の第22回国際地理オリンピックは、トルコで開かれる予定。