高齢者の住む家に現金の有無を尋ねる「アポ電」(アポイント電話)がかかってきた後に、強盗に入られる事件が相次いでいる。

今年1月から2月にかけて東京都渋谷区では、高齢の夫婦が住む家に3人組が押し入り、現金などを奪う事件が続けて2件起きた。いずれも事前に被害者宅に、家族を装って現金の有無を尋ねる電話がかかっていたとされる。

2月末に江東区に住む高齢の女性が縛られて死亡した事件でも、事前に不審な電話がかかっていたという。

警視庁は3月13日、江東区の事件で20代の男性3人を強盗殺人と住居侵入の疑いで逮捕した。警視庁は、容疑者3人のほかにもかかわる人がいる組織的な犯行の可能性も視野に捜査を進めているとされる。

(2019年3月15日時点の報道による)