インフルエンザが大流行している。厚生労働省の2月9日の発表(1月29日~2月4日の調査)では、報告があった医療機関あたりの患者数が54.33人に上り、過去最多となった。厚労省は全国の患者数を82万人、そのうち15~19歳を19万人と推計している。

調査期間に学級閉鎖・学年閉鎖・休校などになった高校は392校と、全国の高校の約8%。前々週(411校)から急増し、前週(411校)に続く多さだ。

厚労省によると例年、この時期がインフルエンザの流行のピークになる。今年は例年この時期に流行するB型に加え、2009年に流行した新型(A型のH1N1)も流行っており、患者が増加している可能性があるという。同省の担当者は「予防のための手洗いと、他人にうつさないための咳エチケットを心掛けてほしい」と話している。