女子バレー部で副部長をしている私は、先日、部員の中で唯一スタメンから外されました。すると、次第に部員の態度が変わっていきました。スタメンになるのが、そんなに偉いのでしょうか。(高校生記者・もふもふん=2年)
唯一スタメンから外れた私
女子バレーボール部に所属し副部長をしています。3年生が引退し、新チームでの初めての試合が近づいたある日、スタメンが発表されました。
部員は7人。スタメンは6人で、私だけが外れました。人数が少ない部活なので、ある程度は覚悟していました。日々努力してきたので悔しさはありましたが、次の試合に向けて前向きに考えるようにしました。
無視、悪口…後輩の態度が変わった
しかし、発表後から、後輩の私に対する態度が変わりました。私が後輩に指示を出しても空返事や無視をされるようになり、道具の準備も手伝ってもらえない場面が増えました。
ネットを一緒に張るよう声をかけても無視されたり、アタックの練習でトスを上げてもらえなかったりすることもあります。悪口も聞こえるようになり、全体の雰囲気が悪化。プレーにも影響が出て、チームのバランスが崩れていきました。
バレーの向き合い方に腹が立つ
正直、「こんなちゃらんぽらんな人に負けたのか」と思い、悔しい気持ちもありました。それ以上に、後輩のバレーへの向き合い方に腹が立ちました。
バレーは団体競技。仲間との関わりが欠かせません。仲間を尊敬する気持ちは忘れてはいけません。後輩たちも「自分の行動によって部にどんな影響を与えるか」を考えてもらいたかったです。
素直な気持ちで声を上げてみた
私は「嫌われたくない」と、思ったことを伝えられずにいました。ですが、自分の行動に正直でないと、どこかに引っかかりが生まれるものです。避けられたり、無視されたりするくらいなら、自分の気持ちに素直になって声を上げようと決めました。
今は「もっとトスちょうだい!」などと、少しずつ言えるようになりました。相手に受け入れてもらえるまで時間はかかると思いますが、私の思いが後輩に少しでも届いてほしいです。
- もふもふん 北海道在住。バレー部。高嶺のなでしこの籾山ひめりちゃん推し。将来の夢はボイジャー計画に関わること。最近の趣味は落語鑑賞。


















