勉強の効率を上げるには、環境を整えるのも大切です。高校生記者に、勉強環境の整え方で工夫していることを聞きました。

【1】毎晩机を片付ける

自室がなく、リビングに勉強机を置いています。静かな環境を作るのは難しいので、せめて机の上はきれいに保つようにしています。毎晩のルーティンで片付けをし、根本的な解決にはならないものの、朝と放課後は学校の自習室で勉強するようにしています。(しまりす=2年)

【2】必要なものだけを机に出す

気が散りやすいので、机の上には筆記用具・照明・時計・使う問題集だけを置いています。それ以外は引き出しや本棚にしまい、音楽は休憩中だけにしています。勉強机にはパソコンやスマホを持ち込まず、集中できる環境を保っています。(つぐみ=1年)

机は勉強道具だけ置いておく

【3】スマホは見えない場所へ

机の上には最小限のものしか置かず、スマートフォンやタブレットは見えない場所に置くようにしています。私は自分の部屋には置かず、リビングに置いています。意識が散らからず、集中しやすくなります。(えび=2年)

【4】耳栓をする

勉強できる時間が限られているため、使える時間に集中できるよう工夫しています。耳栓をして、勉強に関係のないものは机に置かないようにしています。耳栓は周りの音を遮断でき、静かな環境を作れるので効果的です。(もふもふん=2年)

【5】音楽で気持ちを盛り上げる

モチベーションを上げるため、勉強を始める前に音楽を聴いています。気分に合わせてロックな曲や勉強用BGMを選びます。いきなり勉強を始めるのは難しいですが、「1曲聴いたら頑張ろう」と気持ちを切り替えられます。(あまね=1年)

音楽を聴いて気持ちを切り替える

【6】日光を浴びる

私は日光を十分に浴びないと眠気が起きるので、日照時間が少ない冬は窓辺で単語をやったり、自習室の中でも日光があたりやすい場所を選ぶようにしています。(しまりす=2年)

日光を浴びて眠気対策

【7】夜は照明を暗めにする

夜は、部屋の照明を暗めに調節しています。以前は明るい光のまま夜まで勉強していましたが、目がさえすぎて寝付けないこともありました。照明を暗めにしてから、ちょうどいい時間に眠気を感じるようになりました。(しまりす=2年)

【8】肌寒いくらいの室温に設定

勉強する際は、少し肌寒いぐらいの室温に設定しています。室温が高いと、眠たくなったり集中力が下がったりして、作業効率が悪くなってしまいます。室温は低めにしつつ、インフルエンザ対策に加湿器などで湿度を高くするのがおすすめです。(もちまる=1年)

勉強するときだけ部屋を使う

【9】椅子を低くする

椅子の高さを少し下げています。椅子を低くすると机で寝にくくなり、猫背も防げます。低すぎても姿勢や血行が悪くなったり、背中や腰に負担がかかってしまうので、気持ち程度に下げるのがおすすめです。(もちまる=1年)