英語力は、留学しないと身につかないと思っていたりしませんか? しかし、海外に行かずとも工夫次第で英語力は伸ばせるんです。高校1年で英検準1級を取得した私の勉強法を紹介します。(高校生記者・つぐみ=1年)
単語帳の限界感じ
最初は単語帳を使って学んでいました。しかし、徐々に「次はこの意味の単語だな」と掲載の順番で覚えてしまったり、単語帳の例文以外で英単語をどう使えばよいのかがわからなくなったりしました。

そこで一度単語帳から離れ、洋書や5分程度の英語アニメや動画を見られるサービス「TED-Ed」を見て、英語のリズムや表現に慣れるよう心がけました。
辞書片手に洋書&動画
洋書は、慣れないうちは自己啓発や勉強法などメッセージが明確なコンテンツが理解しやすく、抵抗感も少なかったです。私は自己啓発本や日本語で読んだことのある小説を読んでいます。わからない単語は辞書を引いて調べたり、覚えたい表現はメモを取ったりしています。
脈絡なく出てくる単語を機械的に覚えるのは苦手でしたが、この学び方は楽しく取り組めて自然な表現も吸収でき、とても効果的だと感じました。
少しずつ慣れてから単語帳を開くと、見覚えのある単語が増えて覚えやすくなり驚きました。趣味としても続けやすいのでおすすめです。
ChatGPTで添削
表現を学んだあとは、実際に会話や文章で使うと定着が進みます。テーマを決めて作文をしたり、ディベートのスピーチを考えたりしています。私は高校無償化やAI、オンライン学習など、社会的なトピックをテーマに取り組む場合が多いです。使いたい単語や表現が自然に入れられた時は爽快感があります。
今はChatGPTなど、英会話をしていなくても添削やより良い表現を気軽に学べるツールがあります。自分では気づけないミスや表現の癖、新しい言い回しを教えてくれるので便利です。添削を受けた後、再び自力で挑戦するとさらに定着が進むのでおすすめです。

アウトプットの練習が大事
実際の生活で英語を活用できることを重視した勉強法を紹介しましたが、英検に合格するためには傾向に合わせた勉強も必要です。過去問で出題傾向を把握し、各級に合った単語帳を使えば効率的に単語力を伸ばせます。特に英検は級が上がるほど単語レベルが格段に上がるため、単語帳をマスターするのが近道です。ただしライティングやスピーキングは、アウトプットの練習が大きく効果を発揮します。ぜひ挑戦してみてください。
- つぐみ 東京都在住。選挙管理委員会所属。得意教科は社会科と数学。推しはLE SSERAFIMのウンチェさん。趣味はDuolingoとプログラミング。