私は小学校のころから英語を話すのが好き。授業中に手を挙げて積極的に音読していたら、友人から「恥ずかしい」と言われ、人前で話せなくなってしまいました。そう挫折を乗り越えたかお話しします。(高校生記者・こぺる=2年)
友人に「恥ずかしい」と言われ
小学生の頃は、英語が話せる友人と仲が良く、地域の英会話教室に通っていたため、授業中に英語で発言するのが好きでした。

中学受験を経て、同じ小学校出身の子が1人もいない中高一貫の私立校に入学しました。英語の授業にいつも通り、大きめの声で答えたり、音読なども積極的に手を上げて取り組んでいたりしたら、ある日友人から「それ、恥ずかしいからやめな」と言われ、人前で英語を話すのをやめてしまいました。
思春期だからか、中学では「授業で発言するのはダサい」雰囲気がありました。特に英語はカタコトの発音ではなく、ネーティブの発音に寄せると「痛い」と思う子が多かったんです。
英語スピーチコンテストで自信回復
それでも英語を話したい気持ちは強く、家で字幕版の映画を見たり、お風呂で早口言葉やRの発音を繰り返したり、自分の声を録音して気になる発音を何度も練習しました。
中学3年の1学期に学年の英語スピーチコンテストがあり、私はクラス代表に選ばれ、毎日練習しました。当日は大勢の前で英語を話すのに強い緊張を覚えましたが、努力を信じて挑み、入賞できました。先生から「発音がクリアで丁寧でした」と評価され、これまでの努力は無駄ではなかったと実感しました。

何を言われたって努力し続ける
この経験をきっかけに英語の発音に自信を持てるようになり、今では留学生とも自然に会話できるようになりました。留学生から「あなたの英語はネーティブだね」と言ってもらえるほど成長し、友人からも勉強法を教えてほしいと頼まれるようになりました。人から何を言われても努力を続ける大切さを学びました。
- こぺる 神奈川県在住。体育祭委員会。SEVENTEENのTHE8推し。世界史と英語が得意。