私は2年生になり、意気込んで新しい部活などにたくさん挑戦して、毎日が忙しくなりすぎてしまいました。疲れ切った私が、「自分を大切にする」ことに気づくまでを伝えます。(高校生記者・あかべこ=2年)

部活やボランティアに新しく挑戦

高校2年生に進級した私は、高校生活にも慣れ、心に余裕がありました。なので、「新しいことにたくさん挑戦しよう!」と意気込んでいました。「挑戦するほど経験が得られて良い」と信じていたからです。

新たな部活動に入部したり、友達に誘われて毎月のボランティア活動に参加したりと、気づけば1年生の頃とは生活が大きく変わっていました。

休日は家族と過ごすことも。みんなでアイスクリームを食べた

勉強が手につかず自分を責め

挑戦するたびに視野が広がり、貴重な経験ができ交友関係も広がりました。ですが、やりがいを感じる一方で、今までにないほど毎日が忙しくなってしまったんです。

睡眠時間を削って夜遅くまで作業をする日も多く、次第に朝起きるのがつらくなり、勉強や趣味にも手がつかなくなりました。「周りの人は頑張っているのに、どうして私は頑張れないのだろう」と自分を責める時もありました。さらに、たくさん取り組むあまり、それぞれを納得いくまでやり切れなくなってしまったんです。徐々に「自分が本当にやりたいのか」と、疑問を持つようになりました。

自分を大切にするのが最優先

今は、家族や友達と過ごす時間や趣味を楽しむ時間を優先しています。「できない」と思ったことは素直に断るようにしています。

挑戦は、自分を大きく成長させます。ですが、「本当にしたいことか」一度立ち止まって考えて選び、自分を大切にするのを優先する必要に気づきました。今挑戦している人も、これから何かを始めようとする人も、自分の気持ちと相談しながら無理なく取り組んでほしいです。

あかべこ 広島県在住。イラスト部、美術部所属。趣味は絵を描くこと。推理小説を読むのも好き。得意科目は英語。将来の夢は小学校教諭になること。