「少しでも料理ができるようになりたい」と思う高校生は多いのではないでしょうか。ですが、いざ始めようとすると気が向かなかったり難しく感じたりするもの。私は「趣味を増やしたい」と思い挑戦してみました。(高校生記者・そもそも=2年)

不登校がきっかけで料理にハマった

私が料理を始めたきっかけは、ちょうど1年前に不登校になったことでした。通信制高校に転校し、自由な時間が増えて家で過ごす時間も多くなりました。

新しい趣味を作りたいと考え、まずはお菓子作りに挑戦しました。クッキーやマフィン、パウンドケーキなどを毎日のように作り、自分の手でおいしいものを作れる喜びを知りました。

たい焼き。中に入れるあんこやクリームの量が難しかった

「家族のため」笑顔がやりがいに

お菓子作りから少しずつ趣味の幅が広がり、家族のためになることがしたく、お弁当や夕食作りも始めました。最初に作ったお弁当は、ふにゃふにゃの卵焼きに母の作り置き料理と冷凍食品を詰めただけの簡単なものでした。

それでも家族がとても喜んでくれて、その笑顔を見て大きなやりがいを感じました。そこからほぼ毎日、簡単なレシピでお弁当を作るようになったのです。

ロールキャベツ。手間はかかったがとてもおいしかった

料理って研究みたい

お弁当用の卵焼きは、きれいに作れるようになるまで半年かかりました。何回かに分けて卵を巻いていく際に、2回目は少し卵液の量を増やした方がうまくいくなど、細かい工夫を毎日試すことが研究のようで夢中になれました。

母の偉大さに気づいた

料理を通して分かったのは、母の偉大さです。毎日料理を作り続けているだけでなく、レシピを見ずに冷蔵庫の食材でおいしいご飯を作れる姿に本当に感心しました。

母と妹と3人で手作りしたピザ

今でも私はレシピを見ないと作れない料理が多く、上手とは言えません。それでも料理を始めてからは、外食のときにどんな調味料が使われているのか気になるようになり、興味の幅が広がったと感じます。これからも料理を続け、生活力を高めていきたいです。

そもそも 京都府在住。サンリオ、リラックマ推し。好きなアーティストはMr.Children、お笑いが好きで、半年に1回くらいのペースでお笑いライブに行っている。