東京科学大学附属科学技術高校(東京)の「蒼陵祭」が2025年10月11・12日に開催される。文化祭実行委員長の飯山陽斗さん(2年)に、文化祭の特徴や見どころを聞いた。

「最先端の文化祭」見に来て

―文化祭全体の特徴を教えてください。

本校では、ものづくりを主体とした授業に取り組んでいます。2年生から応用化学・情報システム・機械システム・電気電子・建築デザインの五つの分野に分かれ、3年生は研究テーマを決めて個人またはグループで研究を行います。

その成果をポスターにまとめ、口頭発表や実物展示で公開するのが最大の見どころです。さらに、各分野で培った専門知識を生かした体験企画や飲食も楽しめます。

専門的な研究を見られる

―文化祭の見どころは?

各分野の3年生による課題研究発表です。専門性の高い内容を高校生の視点で表現する発表は、来場者の関心を集めること間違いなしです。

各分野の知識を生かした体験型の企画や展示、さらに例年人気の模擬店や食品販売も充実しています。研究とエンターテインメントの両面から楽しめる点が蒼陵祭の大きな魅力です。

―意気込みをお願いします。

昨年、東京工業大学附属科学技術高校から東京科学大学附属科学技術高校へと学校名が変更になったため、文化祭名も一新し、「蒼陵祭」として初めての開催となります。これまでの文化祭をさらに超える、「過去凌ぐ最先端の文化祭」をお楽しみください。伝統を大切にしつつ、さらに進化した姿を来場者に届けられるよう全力で取り組みます。

2025年度蒼陵祭

正門の様子。組み立て式の門を設置しています(学校提供、24年撮影)

【開催日時】10月11日(土)午前9時30分~午後4時、10月12日(日)午前9時~午後3時(最終入場午後3時)

【前年来場者数】4236人

【交通アクセス】JR「田町」駅芝浦口より徒歩2分・都営地下鉄「三田」駅より徒歩5分

【予約】不要

【HP、SNS】公式ホームページ:https://sites.google.com/g.sth.isct.ac.jp/school-festa-2025/

【学校の特色や自慢できる点】本校には科学技術を専門的に学べる授業があります。応用化学、情報システム、機械システム、電気電子、建築デザインの五つの分野から選び、専門的な内容を実践的に学習します。高大連携教育やSSH、国際交流の取り組みも活発です。自由な校風の中、自分の「好き」を最大限に伸ばすことができます。(飯山さん)