筑波大学附属駒場高校(東京)の「第74回筑駒文化祭」が2025年10月31~11月2日に開催される。実行委員長の伊勢田知輝さん(2年)に、文化祭の特徴や見どころを聞いた。

受験控える高3生も全力で参加

―文化祭の特徴を教えてください。

3日間に及ぶ長い日程。中1~高2の生徒だけでなく、大学受験を控える高3生による特別班。それらが象徴する、生徒の文化祭への参加意欲の高さが特徴です。完成度の高い「デコ」(出し物、参加団体)が、筑駒ならではといえるでしょう。

今年度のテーマ「輝」には、わが校の最も大切な宝である生徒が、それぞれの個性を文化祭という青春で、そして来る時代に世界で「輝」を放つことを願う思いが込められています。

ミスターコンで魅せる「男子校の本気」

―文化祭の見どころは?

高3生が企画する特別班がイチオシです。去年の文化祭が終わってすぐに組閣される特別班は、他学年のデコと比べて圧倒的に桁違いな完成度を誇ります。

特別班のなかには、ステージ班、食品班、縁日班、コント班、喫茶班の5団体があり、すべてがこの学校の文化祭の目玉になっています。特に、ステージ班の企画である「Mr.筑駒」は、筑駒で一番かっこいい生徒を決める演目です。普段見られない男子校の本気を見ることができるため、必見です。

―意気込みをお願いします。

「賢い筑駒」というだけでなく、「文化祭がすごい筑駒」の印象を皆さんに持っていただくために、外部の来場者の方でも存分に楽しむことのできる文化祭を目指して頑張っていきます!

第74回筑駒文化祭

文化祭当日のステージ班付近の様子です。会場全体が活気に満ちています(学校提供、24年撮影)

【開催日時】10月31日(金)9:30~16:30、11月1日(土)9:30~16:00、11月2日(日)9:30~16:30

【前年来場者数】1万4405人

【交通アクセス】京王井の頭線「駒場東大前」駅から徒歩7分、東急田園都市線「池尻大橋」駅から徒歩15分、東急バス(渋谷-若林折返所)「駒場」から徒歩1分、小田急バス(渋谷-経堂) 「駒場」から徒歩1分

【予約】不要

【HP、SNS】公式ホームページ:https://tsukukoma.bunkasai.info/

公式X:https://x.com/tsukukomafes

公式インスタグラム:https://www.instagram.com/tsukukomafes/

【学校の特色や自慢できる点】現役東大合格率1位をしばらく前から獲得し続けています。校則がなく、生徒主体の自由闊達の校風のもと、個性あふれる生徒が長所を磨ける環境が生徒側、教員の方々側双方の信頼関係によって築かれています。

グラウンドと体育館が非常に広いことも特色の一つで、少ない生徒数もあいまってのびのびと体を動かせます。

さらに「ケルネル水田」を使った水田学習を通年行っており、中学1年生と高校1年生が水田作業を体験しています。(伊勢田さん)