開成高校・中学(東京)の「154th開成祭」が2025年9月20・21日に開催される。文化祭準備委員長の岡田悠嗣さん(2年)に、文化祭の特徴や見どころを聞いた。
実行委員は1200人超え
―文化祭全体の特徴を教えてください。
中1と高校から入学した生徒は、クラス単位で「参加団体」として出展をしますが、それ以外の参団はすべて有志で行われています。文化祭準備委員会は15の係からなり、1200人を超える生徒で構成されています。毎年約4万人に来場いただき、規模・内容ともに日本一の文化祭だと自負しています。
今年のテーマは「Sparklers」です。「輝くもの」を意味し、文化祭という「輝き」をつかむという私たちの意志を込めています。
技術を披露する新企画も
―文化祭の見どころは?
25年度の開成祭には、ユニークな企画が数多くそろっています。映画上映やカジノ風企画、お化け屋敷、トロッコシューティングなど、多種多様な参団がそろい、来場者それぞれが自分に合った楽しみ方を見つけられるのが魅力です。新企画として注目なのが、開成生の技術や知見を披露する場「KAISEI EXPO」。来場者が知的刺激を受けられる展示となっています。
毎年人気の模擬店や喫茶では、ハイクオリティーな飲食物が提供され、多くの人でにぎわいます。子供から大人まで楽しめる縁日や、幅広いジャンルの本に出会える古本市も見逃せません。
さらに、ステージや体育館では、バンドコンテストや後夜祭、vs先生企画など、会場全体を熱気で包み込むイベントが繰り広げられます。
開成生の本気、感じて!
―意気込みをお願いします。
約4万人が訪れる開成祭。その大きな舞台をつくり上げる委員会の長として、来場者の心を揺さぶる文化祭にしたいと全力で準備を進めています。
「最高の文化祭とは何か」を仲間と共に考え抜き、答えを形にしてきました。ぜひ会場に足を運び、開成生の本気をじかに感じ、この2日間の熱気を思い切り楽しんでいただければと思います。
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154th開成祭
文化祭当日の朝、文化祭準備委員は一堂に集まり、「文準ファイト」と呼ばれる、士気を高めるための儀式を行う(学校提供、2024年撮影)【開催日時】9月20日(土) 9:00-16:30(「中夜祭」のみ18:00まで)、9月21日(日) 9:00-16:00(「後夜祭」のみ16:30まで)
【前年来場者数】3万8367人
【交通アクセス】JR山手線/JR京浜東北線/東京メトロ千代田線/日暮里・舎人ライナー「西日暮里」駅から徒歩1分(通常時)
JR山手線/JR京浜東北線「田端」駅南口から徒歩10分
【予約】不要
【HP、SNS】公式ホームページ:https://kaiseifestival.com/
公式X:https://x.com/kaisei_festival
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/kaisei_festival/
【学校の特色や自慢できる点】開成では、文化祭・運動会・旅行など、あらゆる行事に対して生徒の熱量が非常に高く、企画から運営までをすべて自分たちの手で行っています。その過程で、同級生との絆はもちろん、先輩や後輩とのつながりも一層強くなります。(岡田さん)