18歳に選挙権が付与され、高校3年生も投票できるようになりました。私は高校3年生で、先日行われた参議院選挙が初めての投票でした。選挙を通じて考えたことを紹介します。(高校生記者・からめる=3年)

18歳になり初の選挙へ

7月、参議院選挙があり、18歳の私は初めて投票所に足を運びました。両親に連れられて投票所に行ったことはありましたが、実際に自分で記入して投票するのは初めてです。投票所の静けさに、とても緊張しました。

投票済証。投票後に投票所でもらえる

「誰に投票するか」判断に迷い

投票にあたって一番困ったのは、誰に投票するか判断できなかった点です。ニュースやSNSを通じて候補者の主張を知る機会は多くありました。しかし、賛否の意見が入り乱れ、強い言葉での批判も多く、事実か単なる意見か判断できませんでした。演説を聴いてみようとしましたが、経済や法律の知識が足りず、結局判断に迷いました。

世界情勢や経済の理解が足りない

選挙を通して、「高校で政治をもっと学びたい」と感じました。投票には世界情勢や経済の理解が欠かせませんが、私は物価高騰の理由や不景気と呼ばれる背景、戦争が起きる要因など、基礎的な知識すら不十分でした。候補者の主張を理解するためには、信頼できる知識が必要だと痛感しました。

学校で政治についてもっと学びたい…(写真はイメージ) 

学校で政治について教えてほしい

18歳で選挙権を持つ以上、高校で政治を学ぶことには大きな意味があると思います。3年生だけでなく1年生から学べば、選挙権を得る準備ができます。投票の大切さや政治の基礎知識を学校教育で教えてほしいと強く感じました。

からめる 東京都在住。カフェ巡り、キャンプ、ライブ、ギターなど趣味はたくさん。カフェでまったりするのが癒やしの時間。