10月の衆議院議員選挙は、自公が過半数割れとなり波乱となった。選挙権を得て「初めて投票に行った高校生」も多い。LINE公式アカウント「高校生新聞編集部」をフォローしてくれている高校生読者のうち、「投票した」という高校生に感想を聞いた。
投票で戸惑い「会場の案内、分かりづらい…」
初めての投票に戸惑った声が寄せられた。「会場内の案内なども分かりづらく若い人が投票しづらい雰囲気だと感じた」(さくま・3年)。「紙を折って投票箱に入れるとか、当たり前かもしれないが初めてだったからどうしたらいいかすごく不安になった」(横浜市民・3年)
投票先を決めるのにも一苦労した様子。「政党や候補者の主張の違いがわからず、どこに投票すれば良いか最後まで迷った。ニュースを見ても政治とカネの話題ばかり」(yummy・3年)。「自分でネットや新聞で調べ、なんとなく理解してから投票に行ったが、(比例区の投票で)党名を書く時に思っていたよりも多くあって焦った」(果実星・3年)
家族や学校の先生の影響で投票へ
投票に行った理由は「親と一緒に投票に行った」「学校から指導された」など、近しい人から影響を受けたという意見が多かった。中には「幼いころからずっと投票に行くことが夢だった」(知る愛・3年)、「政治に参加できることが嬉しい」(にわとり・3年)、「民主主義国家の一国民として投票は当然」(さくま・3年)という声もあった。「高齢者中心の政治を選挙を通して変えたい」(3年)と志を持って投票した生徒もいた。
選挙結果を見て、「比例区があるから、落選させたい議員が復活当選して、選挙している意味を感じられなかった」(ぐり・3年)という人もいた。