みなさんは、歴史総合や世界史にどのような印象を持っていますか? 覚える量が多くて大変、勉強法がわからず手が止まる……そんな声も多く聞きます。私自身も悩んでいましたが、工夫を重ねた結果、歴史総合の最初の定期考査で学年1位を取れ、その後の考査でも高得点を維持しています。私が実践している勉強法を紹介します。(高校生記者・ざえもん=1年)
授業範囲の略地図を書いて予習
予習では、ルーズリーフを横にして、左半分に「授業で扱う範囲の略地図」を描いています。特に国が多く登場して混乱しやすい近現代史では、事前に国名も書き込んでおくようにしています。

私はもともと地図問題が苦手でしたが、略地図を描くようにしてからは国の位置や関係が頭に入りやすくなり、正答率も上がりました。位置関係を押さえておくと、授業での話も立体的に理解できるようになります。ただし、詳しく調べすぎると「わかった気」になってしまうため、参考書や問題集での詳細な予習はあえて行わないようにしています。
「出来事の流れ」を見える化
ノートを取るときは、「出来事の順序やつながり」が見えるよう意識しています。重要語句の説明は下に1文字空けて書いたり、矢印を使って因果関係を図示したりと、流れを目で追いやすい構成を工夫しています。
年号や時期は黄色のペンでラインを引き、視覚的に年代を際立たせています。後から見返した時にも全体像をつかみやすくなり、復習に役立ちます。

復習では問題演習→調べ直し→解き直し
復習の段階では、問題集で知識の定着を確認しています。インプットだけで終わらせず、アウトプットで理解を深めることを重視しています。
間違えた問題はノートを見直し、その場ですぐに調べ直します。少し間を空けてから、全問を解き直すようにしています。こうすることで、忘れがちな知識も確実に自分のものにできるようになります。
学年1位、高得点をキープ
このように、略地図での予習、構造化されたノート、演習での復習をひとつのサイクルにすることで、歴史総合では学年1位を取れました。今も高得点をキープできています。
歴史に苦手意識がある人も、得意な人も、視覚を活用して流れを整理するこの方法をぜひ取り入れてみてください。
- ざえもん 岡山県在住。外国語と世界史、特に近現代ヨーロッパ史が得意。好きな芸能人は狩野英孝とゴー☆ジャス。最近はボーリングにハマっている。