筑波大学附属高校・中学校(東京)の「第69回桐陰祭」が2025年9月6・7日に開催される。桐陰祭実行委員会総務担当の石崎笈之介さん(3年)に、文化祭の特徴や見どころを聞いた。

「宇宙遊泳」がテーマ

―文化祭全体の特徴を教えてください。

今年度のテーマは、「宇宙遊泳」。昨年度のテーマ「おもちゃとぴあ」からは打って変わって、SFのような雰囲気を目指しています。

我が校における校風は「自主・自律・自由」です。想像力豊かで自由気ままな生徒が、固定概念にとらわれずにのびのびと「宇宙を遊泳している姿」を表現しています。来年で70回となる伝統を持ちつつ、これまでにない新たな文化祭を目指します!

3年生の食品販売で食べ歩きできる

―文化祭の見どころは?

毎年3年生が食品販売を行っています。全クラスそれぞれが違うメニューなので、飽きずに食べ歩きできます! HPで待ち時間が表示できないか思案しています。

自由な校風ゆえに、1、2年生が想像もつかない方法で企画を成功させています。コーヒーカップ、ジェットコースターなど遊園地にも顔負けしないほどの企画の数です。もちろん、オーケストラ部などの文化部による展示・演示もハイクオリティで毎年桐陰祭を盛り上げてくれています!

「わぁ!」と驚かせたい

―意気込みをお願いします。

コロナ禍以前の桐陰祭の雰囲気が完全に戻りました。一度途切れてしまったからこそ、新しいことに挑戦できています。今年度は、未知の多い「宇宙」に関したテーマです。既存知識にとらわれすぎず、誰もが「わぁ!」と驚くような企画をお届けします。

第69回桐陰祭

昨年作成した高さ4mの巨大な門。毎年装飾担当が2カ月かけて作成する(写真・学校提供)

【開催日時】2025年9月6日(土)、7日(日)9:00~16:00

【前年来場者数】約5000人

【交通アクセス】東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」より徒歩10分、東京メトロ有楽町線「護国寺駅」より徒歩10分

【予約】不要

【HP、SNS】公式ホームページ:https://www.toinfes.com

公式インスタグラム:https://www.instagram.com/toin_fes/

【学校の特色】校則がないぶん、生徒の自主性で学校が動いています。生徒会則も生徒が制定。校内における問題解決なども生徒が主導となって行っています。先生方が程よい距離感で指導してくださるので、僕達生徒は自分らしい意見を出しやすいです。(石崎さん)