授業中のノート、どう書いていますか? 色使いや図の入れ方、紙の使い方など、工夫すれば勉強がはかどるものです。復習に役立つのはもちろん、授業中の集中力アップにもつながる、高校生記者のノート術を紹介します。
色や道具の選び方で集中力アップ
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【1】色は3色だけに絞って効率重視
3色だけでまとめる黒、青、オレンジ(赤)の3色だけを使っています。理系なので先生の話を聞くだけで必死。だからこそ色は最小限にして、黒で書きつつ、大事なことは青、強調はオレンジで統一しています。(春瀬=2年)
【2】「消せない筆記具」で集中力キープ
「消せない筆記具」を使う鉛筆やフリクションのような「消せるもの」は使いません。「消せないから集中しなきゃ」という気持ちが働き、板書への意識が変わりました。授業にしっかり向き合えるようになります。(藤咲花佳=3年)
【3】ボールペンで緊張感を維持
ノートはボールペンで取る講義型授業では眠くなりがちですが、ボールペンでノートを取ると緊張感が生まれ、集中できます。テスト前にコピーや写真を撮る際も、シャーペンよりくっきり残って便利です。(さつき=2年)
まとめ方の工夫で復習しやすく
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【4】「再現性」を意識した記号づかい
箇条書きでまとめているノートは見返した時に「再現」できるよう、記号で整理。星マークは重要なこと、四角は見いだし、丸は基本事項など、箇条書きで素早く情報をまとめています。(マッケン=3年)
【5】左右に分けて弱点を可視化
1ページを半分に折って使っている数学のノートはページを半分に折り、左に自分の解答、右に間違いのポイントや公式を記載。復習がしやすく、知識の抜けが一目でわかります。歴史では地図に知識を書き込んで、頭を整理しています。(むく=3年)
【6】図を多めにして教科書なしで復習
図を取り入れてわかりやすく教科書なしでも復習できるように、図を多く取り入れています。物理や数学は手書き、地理は地図を印刷して貼ったり、透ける付箋になぞって使ったりと、教科に応じて工夫しています。(しまりす=2年)