私は九州の田舎で育ち、公立校から慶應義塾大学に入学しました。慶應生の金銭感覚やファッションの違いに日々驚いています。(学生ライター・みとたま=大学2年)
毎日服を変えきちんとメイク
慶應と聞くと、キラキラしているイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか? 実際に、本当にその通りなんです。

毎日ファッションを変えて、メイクもきちんとしている人がほとんどです。地元の友達に聞くと、2年生に上がるとメイクに気を使わなくなり、同じ服を着ている人が多くなっているという話を聞きました。地方と都会では、大学生の意識の違いがあるのだなと感じました。
通学カバンはエルメス、ヴィトン
慶應生は服やバッグのブランドに詳しく、実際に身に着けている人が多いのが衝撃でした。キャンパスを見渡すと、グッチやルイ・ヴィトン、プラダにエルメスなどのバッグを持って歩いている人がたくさんいます。私はブランドについて全く知らなかったので、興味もありませんでした。

友達と集まったとき、私以外がブランドの話をしていて、少しうらやましいなと思ったことがあります。今では少しだけブランドを調べて興味を持ち、友達と語り合えるようになりたいなと思っています。
ランチ代1000円が「普通」
食事から金銭感覚の違いを強く感じた場面がありました。私は、1回のランチ代は500円が妥当で、それ以上の値段が毎日となると苦しいです。しかし、周囲の友達は毎回1000円以上のランチを食べるのが当たり前で、「高い」という感覚がないんです。

私は食費と国民年金の支払い、ケータイの料金などをアルバイト代から出しているため、毎月ギリギリで生きています。1000円のランチは「月に一度のご褒美」という感覚でした。慶應の学生は裕福な家庭が多いため、1000円札1枚の金銭感覚が私と大きく違うのです。
1個350円のパンが「安い」
地方の安いパン屋さんだと、1個100円から200円で購入できます。私にとって、その値段以上のパンは「高い」という感覚でした。
しかし、大学で友達とパンを買う時に、1個350円のパンを見て「安い」と言ったのです。パン一つに、「田舎と都会の価値観の違い」だなと衝撃を受けました。
帰国子女が多くて英語ペラペラ
友達のバックグラウンドや積極性に驚きました。私は高校生まで、地元の友達には帰国子女や海外に行ったことのある人がいませんでした。慶應には海外育ちの帰国子女が多いです。友達は英語とフランス語がペラペラで、すごいなと思います。
言語だけではなく、属しているコミュニティーや検定など、学業プラスアルファで活動している人が多いので、毎日たくさんの刺激を受けています。
慶應に進学した私にとって、毎日が驚きと刺激の連続です。みんなそれぞれ違っていて、キャンパス内が個々の魅力にあふれています。私もキラキラした大学生を目指して、大学生活をさらに楽しむつもりです!