私は電車で片道2時間かけて通学しています。校風や授業にひかれて入学したものの、当初は毎朝5時半に起きる生活にくたくた。それでも今は、心からこの高校を選んでよかったと思えています。(高校生記者・こたつ=2年)
自主性を重んじる校風にひかれて
私が通学に2時間もかかる高校を選んだ理由は、自主性を重んじる校風にひかれたからです。厳しい校則がなく、個性を尊重してくれる雰囲気があります。課外活動に力を入れたかったので、学業と両立しやすい大学附属校である点も魅力でした。
中学生のとき、学校説明会に参加した際は、「2時間通学なんて、意外に大丈夫そう!」と軽く考えていました。
5時半起きの毎日にくたくただったけれど
- 午前5時30分 起床
- 午前6時40分 家を出る
- 午前8時35分 学校到着
- 午前8時35分~午後4時40分 学校
- 午後4時40分 学校を出る
- 午後6時30分 帰宅
このような毎日を送っています。「毎日通う」となるとやはり大変。朝5時半に起き、朝6時40分に家を出るという生活は、朝が苦手な私にはつらかったです。1年生の前半は、くたくたになって帰宅する毎日でした。2時間かけて通学している同級生は少なく、勉強時間が限られ、睡眠時間が短くなるなど、不利に感じていました。
しかし、電車の中での時間を有効活用するようにしてからは、自分の時間が作れたり、夜早く寝ることができたりと、以前より規則正しい生活を送れています。例えば、行きの電車では睡眠をとると、1限の授業にも集中できるように。帰りの電車では単語帳を使って勉強したり、音楽を聴いてリラックスしたりして、自分の時間を楽しんでいます。
高校選びは興味・関心を大切に
現在2年生の私は、この高校を選んだことにとても満足しています。高校生記者などの課外活動と勉強の両立ができる環境にいられ、第二外国語など地元の高校に通っていたら学べなかったことも勉強できています。これから高校を選ぶ中学生のみなさんには、通学のしやすさで選ぶのももちろん大切ですが、それ以上に自分の興味や関心を大切にし、「ここで3年間学びたい!」と心から思える学校を選んでほしいです。