年齢が上がるにつれて性への興味が出てくるのは当たり前のことです。私の男性に対するイメージが悪かった時期、一部の人が性に関することを大きな声で話していました。その話を聞いて、私は男性恐怖症になってしまいました。(高校生記者・べいびぃ=3年)

「あのホテルおすすめ」性の話題で盛り上がる男子

授業中に先生が急用で席を外したとき、周りの男子が何か話し始めました。私は男子たちと席が近く、みんな静かに自習をしていたので、会話の内容が耳に入ってきました。 

男子の会話にモヤモヤ

どうやら性に関する話題で盛り上がっていて、「俺の彼女は『そういう気持ち』あるのかな」「あのホテルめっちゃおすすめ」などの会話が聞こえてきました。私は「もし妊娠したら責任なんてとれないのに、なんでそんな無責任な行動をするのか」「男子だけでなく女子も周りにいるのによくそういう話ができるな」と、とても不快な気持ちになりました。

「付き合う=肉体関係を持つ」ではない

周りに注意した人はいませんでした。先生は30分ほどで戻ってきましたが、男子たちが性の話題で盛り上がったことには気づいていません。その日はその話が頭から離れず、食欲もわかなくてお昼ご飯も残してしまいました。

授業が終わってから、友達も「普通あんな大きな声で話すことじゃないよね」「話を聞いて気持ち悪くなった」と言っていて、不快に思う人は私だけじゃなかったのだと思いました。私は「『付き合う=肉体関係を持つ』という考えは間違っている」「私だったらそんな無責任な行動はしたくない、感情のままに行動したくない」と強く思いました。

周りの人のことも考えて

性に関する内容を話してはいけないとは思いません。しかし、性に関する話を聞きたくない人や、不快に思う人もいます。周りの人のことも考えてほしいのです。

そして大勢の前でそういう話をすると、会話の内容や、性に関する話をしていた人たちということが広まる可能性があります。周りから変な目で見られることを忘れてはいけません。