世界の高校生が地理の難問を解いて競う第20回国際地理オリンピック(IGeo2024)が8月19日から24日までアイルランド・ダブリンで開催され、日本代表として高校生4人が出場。銅メダルを2人が獲得した。文部科学省と国際地理オリンピック日本委員会が8月26日、発表した。

世界46カ国から183人が参加

大会は大学などの教育を受けていない16~19歳が対象。世界46カ国・地域の183人が参加し、記述、マルチメディア、フィールドワークの3種目の試験で「地理力」を競った。

2人がメダル獲得

大会規定によると、メダルは参加者の上位12分の1に金メダルが、続く12分の2に銀メダルが、続く12分の3に銅メダルが与えられる。日本代表の成績は次の通り(敬称略)。

  • 石井智貴(いしい・ともき、兵庫・灘高校3年) 銅メダル
  • 井上尚多朗(いのうえ・なおたろう、広島・広島学院高校3年) 銅メダル
  • 佐竹凛太郎(さたけ・りんたろう、神奈川・横浜市立サイエンスフロンティア高校3年)
  • 守田一馬(もりた・かずま、神奈川・浅野高校3年)

石井さんは昨年も出場し銀メダルを獲得している。今年で2年連続の出場だ。

来年はタイで開催

大会は1996年に始まり、日本は2008年から代表を派遣している。2025年の第21回国際地理オリンピックは、タイ・バンコクで開かれる予定。