最近、インスタグラムのアカウントをログアウトしました。きっかけは同級生のストーリーを見て落ち込んだことです。実行するまでなかなか勇気が出ず、3カ月ほど悩みましたが、今はインスタグラムのない生活を快適に過ごしています。(高校生記者・翠=3年)
周りのインスタ投稿を見て自己嫌悪に…
私は中学2年の頃インスタグラムを始めました。最初は楽しく使っていたのですが、高校2年になってから、友人や先輩のストーリーを見て自分と比較し、落ち込むことが増えました。
中学のとき進学校に通っていましたが、不登校になり、付属の高校に進学できませんでした。全日制の高校に入学するも通いきれず、通信制に転校。私自身はそのことをコンプレックスに感じていて、付属の高校に進学した友人たちと比べて、自分を卑下するようになっていました。
特にインスタなどで学校行事の投稿やストーリーを見ると、悔しくて、情けなくて、自己嫌悪に陥ってしまうほどでした。そんな気持ちになりながらも、インスタを使い続けていました。
勇気出しログアウトしたら快適に
高校3年生になった頃、周りの友人たちが受験に専念するために少しずつインスタをログアウトするようになりました。そこで私も、ログアウトするかを考え始めました。「自己嫌悪になってしまうくらいなら、アカウントを削除してもいいのではないか」と思いましたが、なかなか勇気が出ず、だらだらと使ってしまっていました。
3カ月ほど悩んで、ひとまずログアウトしてインスタから距離を取ることにしました。DMでよく話していた友人には、LINEで連絡してもらうように伝えてからログアウト。今はインスタのない生活ですが、友人や先輩と比べることも、自己嫌悪になることも減り、快適に過ごせています。SNSに割く時間が減り、読書や勉強をして、有効活用できるようになりました。
私のようにSNSを楽しく使えていない人もいるのではないかと思います。勇気を出して、取りあえず1日だけでもログアウトしてみると、もっと快適な環境を作ることができるかもしれません。SNSは適度に距離を置いて使うことが一番だと思います。