高校3年生以下の女子がアルゴリズムの設計力などを争う第4回ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI2024)が7月22日から26日にオランダ・フェルトホーフェンで開催され、日本代表として高校生4人が出場。金メダルを1人が、銀メダルを2人が獲得した。文部科学省と情報オリンピック日本委員会が7月26日、発表した。
世界57カ国・地域から195人が参加
ヨーロッパ女子情報オリンピックは、高校3年に相当する学年以下の女子を対象としたプログラミング大会。今年は世界57カ国・地域の195人が参加。与えられた課題に対する性能の良いアルゴリズムの設計や、それをプログラムとして適切に実装する能力を競った。
金2銀1を獲得
ヨーロッパ女子情報オリンピックでは、ヨーロッパ参加者の約半数にメダルが授与され、金・銀・銅の割合はおよそ 1:2:3 と定められている。日本代表4人の成績は次の通り(敬称略)。
- 藤居星(ふじい・あかり、北海道・札幌南高校3年) 金メダル
- 植田奈々子(うえだ・ななこ、イギリス・Rugby School Year12 ) 銀メダル
- 籏智里奈(はたち・りな、京都・洛南高校附属中学校3年) 銀メダル
- 志村 瑛美(しむら・えみ、東京・新宿山吹高校2年) 優秀賞
藤居さんは4年連続で大会に出場している。金メダルの獲得は昨年に続いて2度目だ。
次回の代表選考の参加者を募集中
情報オリンピック日本委員会はヨーロッパ女子情報オリンピックの日本代表選手選考会を兼ねた「日本情報オリンピック女性部門(JOIG)」を2021年から開催しており、現在次回の参加者を募集している。