世界の高校生が生物学の実験と理論の試験に挑む第35回国際生物学オリンピック(IBO2024)が7月7日から13日にかけてカザフスタン共和国・アスタナで開催され、日本代表として高校生4人が出場。全員が銀メダルを獲得した。文部科学省と国際生物学オリンピック日本委員会が7月16日、発表した。

世界81カ国・地域の295人が参加

大会は大学などの教育を受けていない20歳未満の生徒が対象。生物学の研究への興味を深めて才能を伸ばしてもらうとともに、生物学好きの生徒同士の国際交流を図ることなどが狙い。今年は世界81カ国・地域の295人が参加した。

全員が銀メダルを獲得

日本は2005年から参加を開始し、毎年4人の選手を派遣している。今回の成績は次の通り(敬称略)。

  • 櫻井大聖(さくらい・たいせい、福岡・久留米大学附設高校3年) 銀メダル
  • 日吉雪乃(ひよし・ゆきの、東京・小石川中等教育学校5年) 銀メダル
  • 松井大輝(まつい・だいき、神奈川・横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校2年) 銀メダル
  • 永田駿平(ながた・しゅんぺい、神奈川・栄光学園高校2年) 銀メダル

例年、金メダルは参加者の上位約1割に、銀メダルが続く約2割に、銅メダルが続く約3割に贈られる。

来年はフィリピンで開催予定

2025年の第36回国際生物学オリンピックはフィリピン・マニラで開催される予定。