「あの時、こんなこと言わなきゃよかった」「将来が不安」。私は、考えてもどうしようもないことを考え込み、落ち込んでしまうことがよくあります。そんな場面で実践している対処法をいくつか紹介します。(高校生記者・立原渚=2年)

【1】日記で振り返る

1つ目は日記を書くことです。一日の中で「こうすればよかったな」と思ったことや、不安に感じたことを書きとめて、自分が「どういう時に考え込んでしまうのか」という傾向を考えるようにしました。

毎日書いている日記。気持ちの整理ができる

私は自分の言動が後になって気になってしまったり、進路に関して不安を感じたりすることが多いです。あらかじめ「自分が何について考えすぎているのか」という傾向をつかむことで、次の日からどう生きていくかを考えられます。

【2】「プラス思考」を意識する

2つ目は、何でもプラスに捉えるということです。考えすぎてしまうからこそ、プラス思考に転換できるよう力を注いでみました。

晴天のはずなのになぜか晴れていないようにも見える空。自分の気分によって見方が変わる

例えば進路で悩んでいるのだとしたら、「ちゃんと進路のことを考えていて偉い」「こんなに思慮深いんだから大丈夫だろう」など、とんでもないほどのプラス思考に持っていくと少し心が救われます。ただ、私の場合、こんな風にプラス思考になれるのは1日程度……。ポジティブな心持ちで考えることを「常に」意識することが重要です。

【3】ある程度は妥協する

最後に、「妥協する」ことです。特に人間関係においては、「全てを完璧にこなすことなんて不可能だ」と考えるようにしました。全員に好かれることなんてできないし、過去の自分の言動はもう変えられません。だからこそ「次はどうするか」と考え、それ以上は仕方のないことだと、ある程度妥協します。以前は家に帰ったあと、人間関係で悩むことが多くあったのですが、今はほとんどなくなりました。

以上が私の対処方法です。今も考えすぎてしまうことがありますが、悩みすぎて落ち込んでいた以前よりもずっと楽になったように感じます。考えすぎてしまう人はぜひ試してみてください。