みなさんには趣味がありますか。医師に「作ったほうがいい」とアドバイスされた経験を通して、自分に合った趣味の見つけ方を考えました。(高校生記者・ぴく美=1年)
「趣味を作った方がいい」と言われて
小学生のころから、かかりつけ医の先生と月に一度ほど近況を話す時間があります。夏に受診した際、先生から「趣味をつくった方がいい」と言われました。高校に進学して忙しくなり、心の余裕がなくなっていた私に、「リラックスできる時間を持つように」と助言してくれたのです。けれど、当時の私は趣味がありませんでした。
「リラックスできる趣味」がほしい
自己紹介でよく聞かれる「趣味は?」という質問。私はいつも「ピアノ」と答えていました。3歳から続けているので自然と口にしていましたが、「本当に自分が好きなものなのか?」と考える時もありました。
「好きなアイドルのライブに行く」のも大切な楽しみですが、非日常的で頻繁にはできません。私が探していたのは「日常の中でリラックスできる趣味」でした。
小さな「好き」が趣味になる
学校の先生に「趣味をつくりたい」と相談したところ、「趣味はなんでもいいんです。変なダンスを踊ったり、大声で歌ったり、人に言えないようなことも立派な趣味です」と教えてもらいました。その言葉で、私は「人に見せるための趣味」ばかり探していたことに気づきました。
そこから、自分の好きな時間を思い返してみたのです。例えば、かわいい服を着る時間です。私はお姫様のような雰囲気の「LIZLISA」というブランドが好きです。コンサートに行く時や、同じ系統の服を好む友達と遊ぶ時に着ていきます。
他にも、最近「オタマトーン」という新しい楽器を始めて楽しんでいます。そんな小さな「好き」が私の趣味になりました。他人のイメージにとらわれず、自分が心から楽しいと思える時間を見つけるのが、本当の趣味の始まりだと感じます。
- ぴく美 福岡在住。表千家茶道部。Hey! Say! JUMP、WEST.、中島健人さん推し。ピクミンが大好き。将来は学生を支えられる仕事に就きたい。


















