2024年度の英検検定料一覧(英検協会11月21日付けプレスリリースより)

日本英語検定協会は11月21日、2024年度の実用英語技能検定の検定料を改定すると発表した。価格は級や申込方法によって異なり、200~700円の値上げとなる。

検定料改定の理由は、物価上昇による原価増と英検の品質向上のための研究・開発のためだとしている。主に外部委託先や仕入れ先における人件費や用紙費・印刷費、物流費、その他試験運営費などが上昇。検定試験の品質向上を見据え、問題作成・採点にかかる研究開発、制作機能の増強など、品質向上に必要なコストが増加する見込み。

【一次試験を「本会場」で受検する従来型英検の場合】

  • 1級 11800円→12500円
  • 準1級 9800円→10500円
  • 2級 8400円→9100円
  • 準2級 7900円→8500円
  • 3級 6400円→6900円
  • 4級 4500円→4700円
  • 5級 3900円→4100円
  • 【一次試験を「準会場」で受検する従来型英検の場合】

  • 2級 6400円→6900円
  • 準2級 5700円→6100円
  • 3級 4700円→5000円 
  • 4級 2900円→2900円(価格改定なし)
  • 5級 2500円→2500円(価格改定なし)
  • ※準会場とは英検協会が認めた登録団体が団体申込をして自前の会場で試験を実施するもの
  • 【英検S-CBT<コンピューターで受検>の場合】

  • 準1級 9900円→10600円
  • 2級 9000円→9700円
  • 準2級 8500円→9100円
  • 3級 7200円→7800円
  • ※24年5月実施分より改定
  • 【英検S-Interviewの場合】

  • 1級 11900円→12600円
  • 準1級 9900円→10600円
  • 2級 9000円→9700円
  • 準2級 8500円→9100円
  • 3級 7200円→7800円
  • ※「英検S-Interview」は、英検S-CBTが受検できない合理的配慮が必要な障がい等のある受検者が対象。
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値上げを受け、英検協会では英検4級・5級の国内の準会場受検者を対象に、不合格の場合は次回検定を同一の準会場で無償で再受検できる「4級・5級チャレンジキャンペーン」を実施。あわせて、本会場より検定料が安い準会場の増設や普及に努めていくという。