英語を頑張っている高校生の皆さん、自分の勉強法で実力が伸びているか分からず不安になっていませんか? 英検3級に合格してから1年で準1級に合格した私の、リーディングの勉強方法を紹介します。(高校生記者・コーヒー=1年)

2カ月で単語帳を覚える

リーディングのスキルを上げるためには単語力をつけること、英文に慣れることが重要です。

語彙(ごい)力のアップに最も有効な手段は単語帳です。私は『キクタン 英検準1級』(アルク)シリーズと『出る順で最短合格! 英検準1級 語彙問題完全制覇』(ジャパンタイムズ)を使っていました。2カ月で1冊の単語帳を覚えるのを目安にページをめくっていました。40分の通学電車の中で毎日単語帳を開くことを習慣にしたら、電車に乗ると勝手に頭が勉強モードに切り替わるようになりました。

英検準1級合格のために使った単語帳

やる気の出ない日にはまだ見たことのないページを眺めるだけでもOK。見たことのある単語が増えるため、あとで覚えやすくなります。とはいえ、単語帳と1年間向き合い続けることは難しいです。タイピング単語ゲームや単語の聞き流しなど、気分によって単語帳以外の勉強にも取り組みました。

英文読解では2回読む

英文読解では、一度自力で読んだ後に、単語を調べながらもう一度読むという方法がおすすめです。私はネットで「○○(単語) 意味」と調べています。さまざまな言葉で説明されているのでニュアンスをつかみやすいです。特に分かりにくいものは、他の類語との違いや使う場面などを詳しく解説しているものを読みあさったりしています。

この読み方をすると、分からない部分を想像しながら読む力も、単語力も身につきます。「これ、この前覚えた単語か!」とハッとする経験があるだけで、その単語の記憶や理解度が爆発的に上がるので楽しいですよ。

ReadTheoryの画面 今のレベル(上)、初めのレベル(下)

私が愛用している 「ReadTheory」 というサイトでは、無料で英文読解の問題を解けます。正答率によってレベルが上下するので、自分に合ったレベルの問題をたくさん解きたい人にピッタリです。

洋書で読解スピードアップ

最後に、絶大な効果を誇るのは洋書を読むことです。私は英検2級合格の一歩手前の実力のときに洋書デビューとして、『Flowers for Algernon』という300ページほどの洋書に挑戦しました。

Flowers for Algernonを読む様子

読み続けるのは非常に大変で忍耐力が求められますが、達成後には単語力が跳ね上がり、読むスピードが倍になりました。やる気のある方はぜひ挑戦してみてください。