世界の高校生が生物学の実験と理論の試験に挑む第34回国際生物学オリンピック(IBO2023)が7月3日から11日にアラブ首長国連邦・アルアインで開催され、日本代表として高校生4人が出場。金メダルを2人が、銀メダルを2人が獲得した。文部科学省と国際生物学オリンピック日本委員会が7月11日、発表した。

世界80カ国・地域の304人が参加

大会は大学などの教育を受けていない20歳未満の生徒が対象。生物学の研究への興味を深めて才能を伸ばしてもらうとともに、生物学好きの生徒同士の国際交流を図ることなどが狙い。今年は世界80カ国・地域の304人が参加した。

金2銀2の好成績を収める

日本は2005年から参加を開始し、毎年4名の選手を派遣している。今回の成績は次の通り(敬称略)。

代表の4人。左から井上さん、大杉さん、佐々木さん、髙橋さん(国際生物学オリンピック日本委員会提供)
  • 井上紗綺(いのうえ・さき=福岡・久留米大学附設高校3年) 金メダル
  • 髙橋都(たかはし・みやこ=東京・女子学院高校3年) 金メダル
  • 大杉悠真(おおすぎ・ゆうま=兵庫・灘高校2年) 銀メダル
  • 佐々木慧(ささき・けい=兵庫・灘高校2年) 銀メダル

来年はカザフスタンで開催予定

2023年の第35回国際生物学オリンピックはカザフスタンで開催される予定。