高校卒業後の目標や夢は? 今年の春に高校を卒業し、高校生新聞による表彰「高校生新聞社賞」を受賞した卒業生に質問をぶつけてみた。その中から10人の声を紹介しよう。

救急救命士を目指す

私は救急救命士を目指しています。専門学校3年間の課程を終え、社会に出て働いたときに、周りの人から信頼されるような人になりたいです。人の命を救う難しい仕事なので、信頼がなければ成立しないと思います。「この人にはなんでも任せられる」と思われるくらいの、立派な大人になりたいです。(長崎県立長崎明誠高校・鶴田智希)

人の心を動かせる声優

自分の声の演技を聞いた人の心を動かせる声優になりたいと思っています。コロナ禍で家から出られない状況で、私自身がテレビやラジオ、SNSから流れる人の声を聞いて元気をもらったからです。将来の夢をかなえるため勉強や練習に励み、プロになるために必要なスキルを身につけたいと思っています。高校生活で培った力もしっかり生かしていきたいと思っています。(品川エトワール女子高校・広報委員フィエルテ幹部・長岡万琳子)

声優になるために勉強を重ねる(写真はイメージ)

教師になって生徒の成長を手助けしたい

私は将来教師になりたいと考えています。10年間ソフトボールをしてきたことで、多くの先生方と出会い、出会った先生方のおかげで今の自分があると思っています。今度は私が先生の立場になって、生徒の成長の手助けをしたいです。春から始まる大学生活では、「教師になる」という夢に向かって自分の決めた道、信念を曲げずに何事にも全力で頑張りたいと思います。(大阪信愛学院高校・上田陽花莉)

世界で名の通るブランドを創る

ファッションで世界を勝ち獲る。これが私の夢です。これまでにないくらい世界で名の通ったドメスティックブランドを創設したいと思っています。バイヤーやプレス、スタイリストを経てマーチャンダイザーになります。世界で「このマーチャンダイザーはやばいんだ」ってなる人になりたいです。自分が携わる服が出回ったら自信満々に着てほしい、大切な人にプレゼントしてほしい。どんな形でもいいから自分の服でみんなに幸せの輪が広がればいいなと思います。(葛飾商業高校・Flowerds・椎名和希)

ろう者と話せる人を増やす

もっとろう者の方と話せる人を増やしたい。手話部で学んだことを生かし、将来はろう者の方が困っていたら、すぐに助けられる人になりたい。部活を引退しても本を借りたり、調べたりして、少しでも単語を忘れないように勉強していきたい。(豊南高校・手話(しゅわ)部・和田梢苗)

ろう者をすぐに助けられる人に(写真はイメージ)

たくさんの本に触れたい

文学部に進学するので、これまで触れてきた本や言葉、それらが与える影響についてさまざまなことをより多面的に考察したいです。未知のジャンルや「大人になってから絶対に読みたい」と考えていた本に触れ、自分の想像力や発信する言葉にプラスできる要素を見つけていきたいです。明確な夢はありませんが、学芸員資格取得を考えています。多様性が生まれてきている美術館で、やりがいを見つけながら働き、絵を描く楽しさを多世代に伝えたいです。(わせがく夢育高校・和田絢梨)

留学して社会状況を直接見聞

進学後には留学をし、語学力だけでなく、その国の社会状況を直接見聞したいです。競技かるたもこの先ずっと続けていきたいです。今まで以上に練習して強い選手になりたいです。(関東第一高等学校・競技かるた部・小川美紅)

発展途上国に教育を展開

私の将来の夢は発展途上国の教育を展開していくことです。教育は貧しい子どもたちの未来を明るく照らす助けになります。教育制度が整っていない国などにおける教育の在り方を考え、誰もが教育を受けられる世の中にしていきたいです。(東京都立国際高校・菊池美秋)

社交ダンスのチャンピオン目指す

社交ダンスのチャンピオンになることです。海外に行き、実際にチャンピオンの踊りを見て圧倒されました。いつか自分も同じステージに立ち輝きたいと思います。(北海道芸術高校・馬場梨紗子)

社交ダンスのステージで輝きたい(写真はイメージ)

スポーツを盛り上げる

将来、スポーツチームのスタッフとして、チームや選手を支える仕事に就きたい。その中でSNSを使用し情報発信を積極的に行い、日本や世界のスポーツ界をさらに盛り上げていきたいと考えています。(埼玉県立秩父高校・生徒会・武田浩明)