東京大学は2月14日、2023年度一般選抜の第1段階選抜(いわゆる足切り)の合格者を発表した。6科類で2960人を募集したのに対し、9306人が志願。文科三類を除く5科類で第一段階選抜を実施し、7189人が合格。文科三類を含めて8603人が2次試験(個別試験)の受験資格を得た。2次試験は2月25日から行われる。
志願者のうち女子は22%
志願者は、昨年に比べ201人(2.2%)減った。志願者のうち女子は2092人で22.4%。志願者に占める女子の割合は昨年(22.3%)からほぼ横ばいだった。
6科類のうち、文科三類は、予告倍率内に志願者数がほぼ収まったため、第1段階選抜を実施しなかった。
合格者の共通テスト平均点は上昇
第1段階選抜合格者(文科三類は2次試験受験予定者)の大学入学共通テストの平均点は、文科一類が725.82点、文科二類が712.03点、文科三類が736.77点、理科一類が764.91点、理科二類749.46点、理科三類が697.91点。共通テストの数学などが前年より易化したため、各科類の平均点も約20~50点以上、上がった。
共通テスト最高点は885点
第一段階選抜合格者(文科三類は2次試験受験予定者)の共通テスト(900点満点)の最高点は、理科一類と理科三類が885点で最も高く、文科三類が884点で続いた。最低点は、文科一類が479点、文科二類が454点などだった。
今回から第1段階選抜の予告倍率を3.5倍から3.0倍に絞った理科三類の合格者最低点は640点で、昨年(529点)から111点上がった。不合格者は126人だった(無資格の志願者は除く)。
合格発表日・発表時間は
2次試験は2月25・26日(理科三類のみ27日も)に本郷キャンパスと駒場キャンパスで行われる。
合格者は3月10日の正午頃にウェブサイトに掲載される。新型コロナウイルスの感染防止のため、学内での掲示はしない。